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2020.6.1

圧倒的な量をこなしながら必死に突き抜ける

橋下徹氏の心に響く言葉より…

チャンスを「つかむ力」をつけるには「行動」しかない。

だから僕は、人生の選択で迷ったときには、選択肢の中で一番大胆な道を選ぶことをこころがけてきました。

「前進」か「現状維持」かの選択なら「前進」、「今までやったことのない道」か「やったことのある道」なら「今までやったことのない道」、「楽な道」か「しんどい道」かなら「しんどい道」を選びます。

50歳になた今では、そのような選択ができるかどうかはわかりませんが、エネルギーがみなぎっている45歳くらいまでは、常にそのような選択をしていくべきだと思っています。

これこそがチャンスを「つかむ力」を蓄えていくための方策です。

チャンスは平等に転がっています。

あとは自分にチャンスを「つかむ力」が備われば、まるで運命のようにして、予想もしなかった人生が転がり始めます。

僕が弁護士だけではなく、タレントから大阪府知事、大阪市長、国政政党の代表という一風変わったキャリアを歩んできたのは、常に「行動」する選択をした結果ですが、そんな人生となったきっかけも、これまでやったことのないことにチャレンジしようという選択でした。

最初にたった一つ「チャレンジする」という選択をしたことが、僕のその後の人生を決めたといっても過言ではありません。

1997年のある日、僕は突然、高校のラグビー部の先輩だった人から電話連絡を受けました。

先輩は大学卒業後に放送局に勤め、当時ラジオのディレクターになっていたのですが、その電話は、「担当している深夜番組に出演予定だった弁護士が、急に出られなくなってしまった。橋下、ピンチヒッターで出てもらえないか」という打診でした。

「生放送だから、とにかく弁護士にその場に座ってもらうことが必要なんや。すごいことを話てくれなくていい。ただ席に座って、パーソナリティの振りに答えてくれるだけでいいから、とにかく来てほしい」

そう言われて、僕は、いきなり生放送でしゃべることができるだろうか、と一瞬迷いましたが、これまでやったことのないチャレンジをやってみよう、という選択をしました。

テーマは、神戸連続児童殺傷事件だといいます。

その事件の犯人が14歳の少年だったことがわかり、世間に激震が走っていた頃のことでした。

生放送の当日に連絡を受けたので、準備も何もありません。

でも僕は、そのときにチャレンジの選択をし、そのことが結局、僕の人生のすべてを決めることになったのです。

出演するとなれば、あとは手を抜かずに全力で取り組むことです。

僕には、少年犯罪について自分なりの意見がありました。

当時は、世間でも弁護士の世界でも、少年犯罪に関しては「未成年者である加害者を守れ!」という論調が圧倒的多数でした。

でも僕は、未成年者だろうと凶悪犯罪を起こした人間は厳罰に処すべきであり、場合によっては死刑もありうるというのが持論。

そこで当日のラジオ生放送では、その持論をはっきり述べることに力を入れました。

すると、そんなことを言う弁護士は当時では珍しかったのか、その放送を聞いていた大阪のあるテレビ局のプロデューサーから、「うちの番組にも出演してくれないか」という依頼が入りました。

これが僕のテレビ初出演です。

その番組も生放送で、少年犯罪を特集する15分くらいのコーナーでの出演でした。

ラジオのときと同様に持論を展開することに力を入れたところ、今度はその局で新しく始まる夕方の情報番組のレギュラーコメンテーターになってくれ、と言われました。

持論を展開するには、しっかりと勉強しなければなりません。

世間のだいたいの人たちが言っていることを「右に倣え」で同じように言うのは簡単ですが、世間の風潮と異なることを言うには、完璧な論理を構築しなければなりません。

これまでの経緯や、学説、多数説、少数説の問題点などをすべて把握した上で、自分なりの持論を構築しなければなりません。

ここで「自分の価値」を打ち出せるかどうが勝負です。

そして、同じ曜日のレギュラーコメンテーターとして僕の隣に座っていたのが、あのデーブ・スペクターさんです。

その後デーブさんが、「こんな弁護士がいる」と東京のテレビ番組に紹介してくれました。

生放送は、準備したものがそのまますべて活きるという甘いものではありません。

また弁護士が普通に解説するようなことを僕が解説しても、自分のウリにはなりません。

一つのテーマに100くらいの準備をやって、使ったものは一つや二つ。

場合によっては使ったものはゼロで準備の労力だけかかったということも多々ありました。

それでも手を抜かずにやり続けました。

持論で自分のウリをだすだけでなく、「弁護士なのにスーツではなくGパンと革ジャン」という独自のスタイルもウリにしていきました。

とにかく手を抜かずに出演していたら、「行列のできる法律相談」「そこまで言って委員会」「スーパーモーニング」「笑っていいとも!」など全国ネットや関西ローカルのテレビ出演が次々と決まっていったのです。

その後、作家の故・堺屋太一さんから、大阪府知事選挙への出馬をすすめられ、政治の世界に入りました。

『異端のすすめ 強みを武器にする生き方 (SB新書)』


橋下氏は本書の中でこう語る。

『20代、30代で、自分の人生をきっちりと計画し、その通りに人生を進めることができる人は、非常にすくないでしょう。

僕も20代の頃は、人生で成功を収めている人は皆、きっちりと計画を立てている人だと思っていました。

ところが、その後自分もそれなりの人生を歩み、国内、国外で成功を収めている人と数多く接触する機会を持ってきて、今、いえるのは、人生なんて計画どおりにいかない、ということです。

成功している人も、ほとんどが思いもよらない人生の歩みになっている、ということです。

では、何が人生を決めるかといえば、思いもよらないチャンスをしっかりとものにする人と、ものにできない人は明確に分かれるということです。

そして、チャンスをものにしている人の共通点は、皆、その時々に、一生懸命手を抜かず、圧倒的な量で行動しているということです。

圧倒的な量をこなしながら必死に突き抜けようと、もがき続けること。

このような中で、まるで運命のような巡り合わせでチャンスをつかみ、大きな結果がやってくるのです。

夢や希望を持てないから行動できない。

仕事に楽しさを感じないから行動できない。

これらはすべて言い訳ですし、このように言っている限り、チャンスをつかむことはできないでしょう。』

多くの講演会や啓発本では、「夢を持て」「大きな目標を立てろ」という。

たしかに、子どもの頃から夢を持ち成功した野球のイチロー選手のような人もいる。

しかし、これは本当にごく少数の成功例だ。

そんな夢すら持てないし、何をやったらいいかも分からない人が大多数なのだ。

しかし、橋下氏のいう「たまたまやってきたオファー」を圧倒的な熱量で対応する人を、周りの人はよく見ている。

たまたまやってきたオファーとは、「たのまれ事」という無茶振りされた仕事のことを言う。

それはたいてい「初めてやること」だったり、「自分の能力を超えていること」だったり、「メチャメチャ忙しい中で頼まれたこと」だったり、「一銭にもならない面倒なこと」だったりする。

そして、それをニコニコしながら機嫌よく受ける人を、チャンスをつかむ人という。

反対に、渋い顔して「こんなに忙しいのに」とか、不機嫌な顔で断るような人には、次のオーダーは来ない。

それをチャンスを逃す人という。

頼まれたことには、圧倒的な量の準備とあらん限りの熱量を使い…

チャンスをものにできる人でありたい。



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