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2020.3.22

ハック思考を身につける

須藤憲司氏の心に響く言葉より…

われわれを取り巻く世界のルールは非常にシンプルにできています。

仕事も、勉強も、スポーツにおいても、皆かけがえのない人生の時間や時にお金を投じて、何らかの成果を得ようとしています。

個人だけでなく、法人だって同じように、従業員の時間とお金を投じて何らかの成果を得ようとしていることに変わりはありません。

同じインプットから大きな成果を得られるように転換効率を劇的に高めることをハックと呼びます。

世界をハックするのに複雑なプロセスは必要ありません。

1.人と違う規則性や法則を見つけて、

2.その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する。

というたった2つのステップで実行できます。

例えば、「エレベーターの待ち時間をどのように最小化するか?」という有名な問題があります。

話の舞台は、ある大きなオフィス・ビル。

そのビルの管理会社は、「ビルに設置されたエレベーターの待ち時間が長い」と借主から多くのクレームを受けていました。

困った担当者は、エレベーター・システムの設計の専門家を呼んで、実態を調べることにしました。

専門家たちは、詳細な分析を行った結果、下記の解決策を提案しました。

1.エレベーターの増設

2.より高速なエレベーターへの機種変更

3.あらたに開発されたエレベーター制御装置の設置

要するに、専門家たちは、大幅なコストをかけない限り、クレームの解決は行えないことを明らかにしたわけです。

同時にその投資費用は、このビルの収入からすると大きすぎて回収できないことも発見し、この問題は、完全に「デッドロック」したかに見えました。

担当者は、部下を招集し、この事態について相談しました。

長時間の会議が開かれ、皆が疲れてきた頃、それまで口を開かなかった新人が、おずおずと一つの提案を行いました。

「各階のエレベーターの前に、大きな鏡を置きませんか?」

すると2週間後、エレベーターに対するクレームは、一件もなくなったのです。

さて、ここで皆さんに、考えていただきたいのです。

なぜ、「エレベーターの前に鏡を置くこと」で、「エレベーターの待ち時間を減らす」という「問題」が「解決」したのか。

それは、「エレベーターの前に置いた鏡によって、エレベーターを待っている人が、そこを覗き込み、身だしなみを整えたり、後ろにいる魅力的な異性に目をやったりする時間が増えてから」です。

その結果として、「エレベーターの待ち時間」…正確に言うならば、「エレベーターの待ち時間として認識される時間」は、激変することになりました。

つまり、「鏡を置くこと」で、「エレベーターの待ち時間はまったく変わっていない」のにもかかわらず、その時間を「待ち時間」として認識しなくなった、ということになります。

かくして「問題」は解決されたというものです。

つまり、そもそもの問題は、「待ち時間」そのものよりも、「待っていることを認識している時間」だったということになります。

問題の所在を何に置くか?によって、解決方法は大きく変わってきます。

やっていることは非常にシンプル。

むしろくだらない。

なのに効果的。

これが、ハックの威力です。

「極めて少ない労力とコストで大きな成果をあげる」、これをいかに実現するか?が本当の知恵の絞りどころなわけです。

エンジニアでなくても、特別な才能がなくてもできて、仕事・勉強・スポーツ・恋愛・子育てなど様々な領域で活用することができます。

『ハック思考?最短最速で世界が変わる方法論? (NewsPicks Book)』幻冬舎


須藤氏は、「どうしてハックしないといけないのか?」について、3つの問題をあげている。

1.《「VUCA」時代に突入したから》

「VUCA」とは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードからなる言葉。

例えば、Amazonの登場により、米国の小売業は崩壊の危機に瀕している。

かつて「世界最大の書店」と言われた米バーンズ&ノーブルは今では見る影もなく、米トイザらスは破綻に追い込まれた。

Amazonの脅威に晒されている企業は今や小売業界に止まらない。

ある日、突然Amazonが参入するという噂が立つだけで、その該当産業の企業の株価は突如下落し、生き残りに向けて合従連衡(がっしょうれんこう)が始まる。

あなたの関わっている産業に未来永劫Amazonは参入しないか?

Googleは?Facebookは?Appleは?

これは個人でも同じで、今までは人間同士だったが、ドローン、自動運転、AIやロボティックの登場で、すっかり変わってしまった。

2.《強制的にガラガラポン》

そんな激動の時代に、私たちの寿命はのび続けている。

労働寿命が延びている中で企業寿命は30年から半分になるという予測がある。

つまり、これからは、誰もが職を3〜4回変えることになることを意味する。

単に企業がなくなるというだけでなく、その産業や職業そのものがなくなる可能性がある。

過去の強みや成功体験を活かせないゼロリセットもありうる。

否が応でも全員が強制的にガラガラポンの可能性をはらんでいるということ。

3.《人口減少×働き方改革》

そんな中で、日本国内においては、未曽有(みぞう)の人口減少となり、急速に労働人口が減るので、地方を中心に働き手を確保するのは益々難しくなる。

以上の理由で、前代未聞の無理ゲー(難易度が高くてクリアするのが無理なゲーム)に突入しようとしている。

つまり、今までとは違った異次元の発想がなければ解決しない問題が山積しているということ。

元外務省主任分析官の佐藤優氏はこう言ったという。

「既存の解決策で解決できない問題が生じてきたら、自分たちの立っている土俵のほうを疑うべきだ」

現状を打破し、新たな発想法や思考法を手に入れるため…

ハック思考を身につけたい。



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