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2020.2.5

受け容れるということ

小林正観さんの心に響く言葉より…

「自分の子供が不登校になってしまった。どうしたらいいだろう」

という相談を受けたという話をきました。

結局、不登校になった子供を受け容れれば、受け容れた瞬間に、その問題は何も生じなくなってしまうのです。

問題が解決してしまうというよりは、問題そのものがなかったということに気がつきます。

「問題だ、問題だ」と言っていた自分の問題であって、もともと不登校そのものが問題なのではなくて、それを「問題だ、問題だ」と言っている自分の心の問題として、それが悩み・苦しみになってしまったということでした。

子供が不登校になった、学校に行かなくなった。

ただそれを淡々とした事実として受け容れた瞬間に、子供にとっても自分にとっても、何の悩みも苦しみもなくなってしまうのです。

思いどおりにしようとしないこと。

それはイコール、その目の前の現象を受け容れるということでもあります。

生老病死(しょうろうびょうし)、生まれること、老いること、病むこと、死ぬことも、そのまま受け容れる。

そうすると、悩み・苦しみから遠ざかることができます。

悩み・苦しみを持たなくても済むことができます。

病気をしたら病気をしたでよし。

死ぬようになたら死ぬようになってそれでよし。

愛している人と別れなければいけない状況になたらそれもよし。

それについて評価・評論をしない。

感想もいちいち言わない。

「ああ、そういうふうになりましたか」というふうに受け容れることが、自分にとっていちばん楽なのです。

そんなに簡単に受け容れられるわけがないではないかと言う人がいるかもしれません。

私は受け容れる「べき」だという理論を展開しようとは思っていません。

受け容れることでいちばん得をするのは、いちばん楽になるのは、受け容れた本人なのですから。

私は、こうするべきだ、ああするべきだというような「べき論」として話をしているのではありません。

悩み・苦しみが多い人は、実は自分の思いがたくさんあり、それを想いどおりにしなければいけない。

思いどおりにならなければ嫌だと思う「思い」がたくさんあるという宇宙の構造や事実に気がついてしまったのです。

悩み・苦しみが多い人は、「思い」が強い。

あるいは「思い」をたくさん持っている人にほかなりません。

宇宙に、地球に、すべてを委ねている人、自分の思いや我儘(わがまま)をほとんど言わないで、静かに穏やかに穏やかに淡々と暮らしている人ほど、悩み・苦しみは少ないのです。

ほとんど悩んでいなくて、苦しんでいなくて、いつも笑顔で静かに穏やかに暮らしている人を私はたくさん知っています。

そういう人はほとんどの人が「思い」を持っていません。

思いどおりにしようという心が著しく少ない人ほど、楽に静かに楽しく生きることができるように思います。

『釈迦の教えは「感謝」だった』風雲社


小林正観さんは、「受け容れる」についてこう書いている。

『(ある人が癌だと宣告され)あと三ヶ月の命、あるいはあと半年の命と言われたとします。

ありとあらゆる療法を試みて、自分の命を延命させたい、なんとか命を助けたいと、闘病生活を続けている間は、多分、苦しい心の状況だと思います。

それを仮に三ヶ月後、半年後に死ぬことを受け容れてみる…。

それを前提として、死ぬことを受け容れて、そして人生を考える。

今までは、家族のため、あるいは自分が向上しなければならないということで、無理やり努力をしてきた。

努力は本来、嫌がることを自分に課すことですから、体がそれによって、生きていたくないというふうに反応するのは当然なのです。

癌はそれを伝えにきてくれたのかもしれません。

その結果として会社を辞めることができ、仕事を休むこともできます。

そして、絵が好きだった人は、絵を描いてみればよい。

その三ヶ月の間に十枚の絵を書き残す。

死ぬことを受け容れて、あとは死ぬまでに何を残していくか、それだけを考えるのです。

そういう生き方、考え方を、「受け容れる」といいます。

初めは仕方なく受け容れていたかもしれません。

しかし、絵を三枚、四枚、五枚と描いていくうちに、

「ああ、癌になってよかた。癌にならなければ、こんな状態を永久に死ぬまで味わうことができなかった。』と思えるようになるかもしれません。

これは、受け容れるという心の段階でも、かなり上のほうになってきます。

そして、さらにその受け容れる気持ちが高まってゆくと、ついには、両手を合わせて感謝をしたくなります。

癌に両手を合わせて感謝をしたくなるのです。

「ああ、癌になったから、癌細胞さんが増えてくれたから、私は会社を辞めることができて、自分の好きなことに専念することができた」

「こういうほんとうに幸せな時間を下さったのは、癌細胞さんのお陰だ。癌細胞さん、ありがとう」

と、ほんとうに心から手を合わせることができたとします。

そうすると、癌細胞は消えていくらしい。

癌細胞は感謝されるのが大嫌いで、癌細胞は感謝の念を降らせられると、あっという間に消えていかざるを得ないようなのです。

逆に、癌細胞はストレスやイライラがとても大好きで、そのエネルギーを栄養剤としてどんどん増殖します。

免疫ということもまったく同じように作用するのですが、要は肯定的な生き方、喜びを持って楽しく生きる生き方。

そしてさらに、その受け容れが最高潮に到達すると感謝という概念になるのですが、その感謝にまで至ると、ついには癌細胞さえも生存することができなくなってしまいます。

体の免疫構造としては、喜びを感じ、幸せを感じ、さらにその心が感謝というところまで至ると、免疫性が猛烈に強くなるようです。』

「生老病死」について、我々はそれをなかなか受け容れることができない。

老病死が「苦」であることはわかるが、「生まれてくること」がなぜ苦なのかというと、それは生まれてくることによってすべての苦が生じるからだという。

生まれてくることが「縁」となって様々な「苦」が生じる。

なお、仏教でいう「苦」は思いどおりにならないことをいう。

仏教の出発点は「一切皆苦(いっさいかいく)」。

つまり、人生とは思い通りにならないと知ることから始まる。

そして、なぜ「苦」が生じるかというと、それは「諸行無常」という、すべてはうつり変わるから。

あらゆるできごとを…

淡々と、受け容れることができる人をめざしたい。



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