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2019.10.8

知的生産性を高めるためには

立命館アジア太平洋大学(APU)学長、出口治明氏の心に響く言葉より…

遊ぶ時間をつくるために…

ご飯を食べに行くために…

デートをするために…

面倒なことをラクに終わらせるために…

いかに効率よく仕事をして成果を出すか。

その方法を自分の頭で考えだすことが、「知的生産性を高める」ことだと僕は思っています。

「生産性を上げる」とは、「時間当たりの産出量を増やす」ことです。

言い換えると、「人が成長すること」と同義だと思います。

新入社員のときは5時間かかっていた仕事が、3時間でやれるようになったら、上司や先輩から「成長したな」と褒められるのではないでしょうか。

生産性を上げるとは、

●「同じ仕事をより短い時間でこなすこと」

●「同じ時間でたくさんの量をこなすこと」

●「同じ時間で仕事の質を高めること」

であり、それはすなわち、人が「成長すること」を意味しています。

そして、知的とは、自分が成長するために社会常識や他人の意見を鵜呑みにせず、原点にさかのぼって「自分の頭で考えること」です。

●「知的」=「自分の頭で考える」

したがって、知的生産とは、

●「自分の頭で考えて、成長すること」

だと僕は定義しています。

日本は、「世界一進んでいる高齢化で、何もしなくてもお金が出ていく」という状況に置かれています。

1950年には、総人口の5%にも満たなかった高齢化率(65歳以上人口が総人口に占める割合)は、18.1%(2018年9月時点)に達しています。

国立社会保障・人口問題研究所が行った全国人口推計によると、2065年の高齢化率は、38.4%まで上昇すると予想されています。

1年経てば日本は1歳年を取るので、介護、医療、年金などにかかる費用は、予算ベースで考えても、新たに年間5000億円以上増えていきます。

社会保険料を加味したら、ゆうに1億円を超えるでしょう。

高齢化率が上昇すれば、支出額はさらに増大します。

新たに出ていく分を取り戻さなければ、日本は貧しくなるだけです。

●「何も改革を行わず、みんなが貧しくなるか」(黙って出費を受け入れるか)

●「知的生産性を高めて、経済成長するか」(出費分を補う工夫をするか)

の2択を迫られているのが、今の日本です。

貧しくなりたくなければ、GDP(国内総生産/一定期間内に国内で生産された財貨・サービスの価値額の合計)を上げて新たに増加する支出分を取り戻すしか方法はありません。

GDPとは、「人口×生産性」のことです。

GDPを上げるには、人口を増やすか、あるいは生産性を上げる必要があります。

人口はそう簡単には増やせませんから、一人ひとりが自分の頭で考えて知的生産性を高めるしか選択の余地は残されていません。

『知的生産術』日本実業出版社


出口氏は、本書の中で「頭がよくなる3つの学び方」を紹介している。

『それは、《同じような人に会わず、いろいろな本を読み、似通った場所には行かない》ということ。

そもそも自分の頭の中にさまざまな情報や知識がなければ、アイデアは浮かびません。

イノベーションやアイデアは、自分の仕事を深堀するだけでは生まれないのです。

新しい情報や知識を自分の頭の中に取り込むためには、幅広く学ぶことが必要です。

学ぶためにの方法は、3つあります。

たくさんの「人」と出会い、たくさんの「本」を読み、たくさん「旅」をして(現場に出て)経験を重ねることです。

「アメリカの大学生は、4年間で平均400冊の本を読む。日本の大学生は100冊に満たない。同じ職場に就いたらどちらの学生に面白い仕事が与えられるか、それはもう、決まっているよね」

そして、「人」に関しては、

「会いたいと思った人には、すぐに会いに行く」

「食事やお酒に誘われたら、原則、断らない」

「10人以上集めてもらったら、可能なかぎり、どこへでも話しに行く」

のが僕の信条です。

多様な脳が集まれば集まるほど、アイデアが生まれやすくなる。

ですから、自分とは異質な脳を持つ人に出会うことが大切です。

一言で言えば、世間でよく言われる「ダイバーシティ」がとても大切だということです。』

これから、人口が急速に減っていく日本。

この大変化の時代を生き残るためには、生産性を上げるしかない。

諸外国に比べて著しく生産性の低い日本…

一人ひとりが、自分の頭を使って、各々の仕事場や、生活の場で、「知的生産術」を考え、それを行動に移すしかない。

たくさんの「人と本と旅」に学び、知的生産術を身につけたい。



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