ご注文はこちらから

パクチーのサプリメント・パクチーエナジーゴールド(コリアンダーのサプリメント)
トップページ製品紹介特長・成分会社案内特商法に関する表記買い物カゴよくある質問人の心に灯をともす


2019.8.13

自らが教える時に最もよく学ぶ

ピーター・ドラッカー氏の心に響く言葉より…

《知識労働者は自らが教える時に最もよく学ぶ。》(プロフェッショナルの条件)

ドラッカーは、情報化時代の組織は「学ぶ組織」であると同時に「教える組織」にならなければならない、という。

生産性向上のためには、過去に学んだ知識や技能だけを頼りにするのではなく、絶えざる継続学習によって、新たに入れ替えたり、さらにうまく、よりよく行えるように磨き、訓練し続けることが必要になるのだが、学ぶ上で最も効果的な方法の一つが、教えることである。

たとえば営業マンが、営業マンの大会で自分の成功の秘訣を語る。

そうすることで、自分の経験を客観化、体系化し、磨くことができる。

外科医は地域の医者の集まりで自分の仕事について語り、看護師は新人の看護師に仕事を教えることで、さらなる成果をあげていくことができる。

日本でも、たとえば企業内研修の講師役を務めた人の多くは、こんな感想を持つ。

「人に教えることは、人から教えられることにもなります。だから、講師をやってよかったし、いい勉強になりました」と。

後輩を指導することで、講師は基本に戻って知識を確実なものとしたり、それだけでなく、後輩の相談に乗ることで、たくさんのことに気づき、それが成長につながっていく、という。

昔の徒弟社会では、師匠は「隠す人」だった。

弟子はそれを盗むしかなかった。

現代では、「語る人」が伸びる人である。

『1分間ドラッカー 最高の成果を生み出す77の原則』(西村克己)SB Creative


《人は教えることによって、もっともよく学ぶ》

と言ったのは、セネカ ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前1年頃 〜 65年 4月)。

ローマ帝国の政治家、哲学者、詩人だ。

古来より、人に自分の技術や成功体験を包み隠さず教える人は、自らがもっとも学ぶ人となり、人から尊敬され感謝される魅力あふれる人となる。

逆に、自分の知った知識をケチケチして出し惜しみする人は、自分の成長も止まるし、ケチくさくてつまらない魅力のない人となる。

戦後の話だが、ある貧しい母子家庭があった。

無学な母親は、娘が学校から帰ってくると、夜、針仕事をしながら、今日学んだことを必ず聞いたという。

「お母さんは貧乏で勉強ができなかったから、学校であったことを教えてね」と。

すると、娘は母親に教えるために、必死になって勉強し、小学校を卒業する頃には、学校で一番となり、ついには最高学府まで出たという。

「人は、自らが教える時に最もよく学ぶ」

「教える人」、「語る人」、でありたい。



人の心に灯をともす 一覧へ戻る