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2019.5.31

人のために祈ると超健康になる

統合医療「クリニック徳」院長、ウィスコンシン医科大学教授、高橋徳氏の心に響く言葉より…

2013年、私は、アメリカでの研究者としての生活に区切りをつけて帰国し、郷里の岐阜に「統合医療」のクリニックを開きました。

続いて、2016年には、名古屋市内に、同じく統合医療のクリニックを開院しました。

統合医療とは、近代西洋医学と、それを相補(補完)する関係にある代替療法、東洋医学などの伝統医学などを組み合わせた医療です。

元々、私は西洋医学の人間で、消化器を専門とする外科医でした。

しかし、日本に戻って、外科医をするつもりは全くありませんでした。

私は、アメリカから帰国するまで、20年以上にわたり、研究者として西洋医学の研究を続けてきました。

日本に帰ったら、再び、臨床の現場に立ち、アメリカでの研究成果を生かしたいと考えたのです。

皆さんは、「PPK」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか。

「ピンピンコロリ」という意味ですが、信州の小さな村からこの考え方がひろまりました。

健康でピンピン元気に長生きをして、最期は、まわりになるべく迷惑をかけず、コロリと死を迎えようという運動です。

運動の実践を知るにつけ、まさにオキシトシンの分泌が高まったゆえの成功ではないかと私は考えるようになりました。

オキシトシンは、女性の出産に関係するホルモンとして知られてきました。

オキシトシンが発見されたのは1906年のことです。

オキシトシンは、9個のアミノ酸が結びついたペプチド(結合物)です。

脳内の視床下部という場所で、主に産生されます。

オキシトシンの効能が判明するにつれ、妊産婦以外の女性や、男性の脳内にも、オキシトシンの存在することがわかってきました。

近年、オキシトシンに注目が集まり、「お母さんのホルモン」以外の、多彩な作用について、たくさんの報告がなされるようになっています。

オキシトシンには抗ストレス作用があり、視下下部から分泌されると、ストレスの大本である、CRFの産生をへらすと考えられるのです。

つまり、「オキシトシンにはストレスをおさえる作用がある」のです。

ストレスから生じる多くの症状・疾患を改善できるということです。

オキシトシンの抗ストレス作用についてまとめると、次のようになります。

◆抗ストレス作用

「血圧を下げる」「血糖値を下げる」「下痢・食欲不振・過敏性大腸炎などの胃腸障害の改善」「ストレス性便秘の改善」「免疫力アップ(カゼなどをひきにくくなる)」

◆自律神経調節作用

「自律神経のバランスの乱れから生じる不定愁訴の改善」

人と交わることで、脳内のオキシトシンがふえ、社交性が高まります。

互いに交流が深まれば、さらに、その分泌は活性化されます。

思いやりや愛がオキシトシンを生み、高まった信頼関係、社交性が、オキシトシンの分泌をさらに高め、より協調性のある家族、地域が創造されます。

同時に、個人個人の体内で高まったオキシトシンの分泌が、ストレス反応を軽減させ、個々の健康に繋がります。

この村の事例がまさにそれを証明しています。

お年寄りを訪問看護するとき、訪問されるお年寄りにも訪問する側にも、両者にオキシトシン分泌が亢進していると思われます。

交流によって、双方が健康になるのです。

「友愛」とは、単に他者に施すものだけではありません。

1人ひとりが他者を想うとき、それは明らかに自身の健康にもつながっていくものです。

では、身のまわりに自分のことを親身に感じてくれる他人がいない場合、だれにすがればいいのでしょう?

だれにも相手にされず、孤独に打ちひしがれた人々はどうすればいいのでしょう?

あなたをじっと見守ってくれている大きな存在を感じ、その存在と話すことができれば、そして、その存在から思いやりを実感できれば、あなたはもう1人ではないはずです。

そう感じることで、あなたの脳のオキシトシンは活性化されます。

こうして、いったんオキシトシンの産生が高まれば、あなたのストレス反応は確実に軽減し、不安も解消できるでしょう。

体調が好転する確かな兆候を感じ、あなたは尊厳な存在を実感し、神を確信できるかもしれません

「祈り」とは、あなたをじっと見守ってくれている偉大な存在を信じ、その存在を自らの心のうちで育むことです。

オキシトシンが活性化された人は、きっと、孤独のままで終わりません。

分泌されるオキシトシンが人を呼び寄せるため、あなたに語りかける人が出てくるにちがいないからです。

「沈黙」(遠藤周作著)のように、神は黙ったままかもしれませんが、人は違います。

あなたが発するオキシトシンの力によって、新たな交流が始まるにちがいありません。

オキシトシンの研究はまだ緒についたばかりですが、今後も、ふだんの生活の場で、介護の場で、自閉症やうつなどの心の病の治療現場で、役に立つ情報を発信していきたいと考えています。

今、私のクリニックには、いろいろな人が、さまざまな医療を提供してくれています。

それは、代替補完医療としてよく知られる、鍼灸、ヨガ、気功、マッサージ、瞑想、音楽療法などだけではありません。

アロマセラピーもあれば、スピリチュアル・ヒーリングもあります。

波動医学もあれば、微弱電流による治療もあります。

ヨガや気功の教室に人が集い、ヒーラーが前世を見てくれたり、とてもにぎやかです。

こうして、多種多様な人たちが集まり、交流し、互いのオキシトシンの分泌を高め合っています。

今後も、出会いの場を広げていきたいと願っています。

出会いがオキシトシンを生み、オキシトシンが人を健康に、かつ、幸せにしてくれるのです。

『人のために祈ると超健康になる! (米国医科大教授の革命的理論)』マキノ出版

筑波大学名誉教授、村上和雄氏のこんな話がある。(奇跡を呼ぶ100万回の祈り)より

『アメリカの病院で、大変興味深い実験が行われました。

心臓病患者393人に対する実験で、「他人に祈られた患者」は、そうでない患者に比べて人口呼吸器、抗生物質、透析の使用率が少ない、ということが分かったのです。

しかも驚くべきことに、西海岸にあるこの病院に近い場所にいたグループからの祈りはもちろんのこと、遠く離れた東海岸からの祈りでも、同様の効果があったのです。

そして、何よりも興味深いのは、患者さんたち本人は自分が祈られていることは、全く知らなかったということです。

この実験の効果については医学者の間でも賛否両論が、今なおあります。

「どうして祈りの効果があるのか、科学的に解明できないじゃないか」と異議を唱える方もいることでしょう。

けれど、私はひとりの科学者として、こう思うのです。

「理由は分からない。しかし、実際に効果があるのは、それは、人知の及ばない力による作用なのではないか。何よりも効果があるのだから、理由を解明できなくとも、祈ることの大切さに変わりはないではないか」と。』

人のために祈ると、祈られた人も健康になるが、実は、祈っている人も健康になるという。

反対に、人から罵倒(ばとう)されたり、誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)を受け続けると、どんな人でも元気がなくなり弱ってくるが、実は、罵倒している本人は相手よりもっと元気がなくなり弱ってくる。

これは、「鏡の法則」と同じだ。

人のために祈ることができる人でありたい。



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