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2010.3.17

新しい手を編み出す競争

人生の達人、森毅(もりつよし)さんの心に響く言葉より…

ぼくは競争にもふたつの競争があると考えている。
世間で一般的にいう競争は、
フェアというイメージが色濃くつきまとっている。

同じスタートラインに立って、同じコースを走り、
同じルールで同じゴールを目指す、その間の競争だ。

しかし、競争にはもうひとつ別の概念の
競争があるような気がする。

違う手を編み出し、ライバルを出し抜く競争だ。
人の知らない裏道を通って、ゴールに先に着く。
ルールに違反していない限りは、これも許されてよい。

フェアな競争は、狭い決まったコースで争われる
規制を強いられた競争であるのに対し、
出し抜く競争はデギュレーションである。
規制をとっぱらい多様化するところから始まる。

こちらがはるかに高等で広がりがあり、
自由競争と呼ぶにふさわしい。
ところが現実には、人々はフェアな競争、
二番手の競争ばかりにこだわっていて、
新しい手を使う競争という観点がなおざりにされている。

『みんなが忘れてしまった 大事な話』ワニの本

現在の学校の勉強や、試験は、
どれだけ正確に覚えたか、
どれだけの量を知っているかの勉強であり、試験だ。

どれだけ忠実に再現できるかを試す試験は、
あたかもビデオのような再現能力を試しているにすぎない。

しかし、競争にはもう一つ別の道がある。
「新しい手を編み出し、出し抜く競争」
という、再現能力を問うのではなく、発想を競うレースだ。

世の中を変えるような大きな変革は、
みなこの「新しい手を編み出す競争」
の覇者によって演じられてきた。

大変化の後は、一様に今まで隆盛を誇ってきた、
既存の業種や業界がほとんど駄目になる。

古くは、カゴや馬車が、
汽車や車という新しい交通機関に取って代わられたように、
アナログ時計が、クオーツ時計に。
レコードが、CDにそして、ipotに。

現在進行中なのが…
固定電話から携帯に。
手紙からメールに。
テレビや新聞からインターネットに。
有料サービスから無料サービスに。

この中で、「有料から無料へ」という流れは、
知らず知らずのうちに、加速度を増している。
これは、正確にいうと、有料サービスから、
無料と有料の組み合わせサービスのことだ。

例えば、グーグル。
これは、無料の検索ソフトやフリーソフト、
無料メール、You Tube。

あるいは、無料のブログや、メルマガ。
これらは、広告で収入を得ている。

すなわち、プレミアムとフリーの二つの概念を合わせた
「フリーミアム」だ。

多くの企業が、既存メディアにではなく、
ネットに広告を出すようになりつつある。

この流れが加速すると、広告を大きな収入源としている
既存メディアはさらに厳しくなる。

ことほどさように、時代は大きく変化している。
ライバルの新聞やテレビ同士で
優劣を競う戦いを続けているうちに、第三の勢力、
ネットが台頭し、競争するフィールドが変わりつつある。

社会において、「新しい手を編み出す競争」に勝ち抜くには、
学校と同じ競争では生き残れない。

いくつ覚え、どれだけ正確に説明できるかではなく、
どんなふうに感じ、どういう発想ができるかが問われるからだ。

この「新しい手を編み出す競争」は大手の企業でなくても、
中小の会社にも十分勝ち目はある。

むしろ、小さな会社の方が縛られない新しい発想ができるから、
有利であるともいえるのだ。

どんな時代でも、どんな業界でも、
大手が独占している業種であっても、
そこに必ずチャンスはある。

裏道を歩いたり、抜け道を抜けたりしながら、
発想を柔軟にし、新しい手を編み出す道に挑戦したい。



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