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2020.8.5

世界で最もクリエイティブな国は日本

脳科学者、中野信子氏の心に響く言葉より…

世界で最もクリエイティブな国は日本、最もクリエイティブな都市は東京だそうです。

これはアメリカAdobe Systemsが2012年の3月から4月にかけて行った、米・英・仏・日の五ヵ国、成人5000人を対象にした、創造性に関する調査の結果です。

日本はアメリカに10ポイントという大差をつけてトップ。

都市レベルで見ると、東京はニューヨークに9ポイント、パリに15ポイントの差をつけてトップでした。

この結果を知って「そうだよね!やっぱり日本はすごいよね」と素直に喜ぶことができる人はどのくらいいるでしょうか?

海外に住まれている方、特にフランスで働いたりした経験のある人は、日本に対する外国人の視線を知っていて「なるほどね」と思う方も多いかもしれないですね。

でも、そうではない方の多くは、「日本は過大評価されているのでは?!」と、やや気恥ずかしく感じるのではないかと思います。

なお、この調査では「自分自身をクリエイティブであると思うかどうか」という項目についてのデータも収集されています。

しかし、日本人は19%でダントツの最下位だったそうです(五ヵ国平均では39%)。

このことは、日本人の謙虚さの表れであり、美徳であると捉えることもできます。

現状に決して満足しないという意味で、向上心の表れと見ることもできます。

でも、欲望や感情を抑える自制心が強すぎるともいえるかもしれません。

「謙虚であらねば」という規範が強固なあまり、せっかく良い物を持っている人が、その良さを発揮しきれずにくすぶってしまう場面に、しばしば遭遇します。

これは、とても残念なことではないかと思います。

日本の国としても、非常に大きな損失なのではないでしょうか。

この本を書かせていただくことになり、欧州で出会ったかつての同僚たちや、輝くような友人たちのことを、改めてつぶさに分析してみる機会に恵まれました。

その中で、日本で頑張る人たちが、世界で通用する自分を築いていくのに必要なことは、「自分自身に対する正当な評価ではないかな」と感じました。

実力では決して引けを取らない日本人です。

むしろ、世界レベルで見ても高い能力を持っていることを、誇りにしてもいいくらいだと思います。

また、そのような能力がないと自認せていいる人も、「自分には何もない」と嘆くのはもったいない気がします。

自分の適性や可能性をよく観察し、分析して、最適な方向で自分を活かしていくことを考えるほうが、より価値があって楽しい人生を送ることができると思うのです。

とはいえ、「誇りを持ちましょう」「自信を持ちましょう」などといきなり言われても、何だか照れくさいし、振る舞いもぎこちなくなる感じがするでしょう。

日本の武道では、初心者が最初から真剣を使った打ち合いをすることはなく、型を最初に学び、まずはそれを身につけていくことを大切にするのが常だと思います。

実は、日常の振る舞いも同じことです。

最初は困難を感じるかもしれませんが、ちょっと強引にでも新しい思考法で考えるようにしていくことが、はじめの一歩です。

『世界で活躍する脳科学者が教える! 世界で通用する人がいつもやっていること』アスコム


日本がクリエイティブな国のナンバーワンとは、にわかには信じられない気がする。

なにしろ、この30年間というもの、日本はGAFAに負けっぱなしだった。

平成元年の世界時価総額ランキング50社のうち、日本企業は32社あった。

しかし、平成30年の世界時価総額ランキング50社では、なんと日本企業はトヨタ自動車1社となってしまったのだ。

日本企業が没落した代わりにランキングに入ってきたのがGAFAだった。

その30年間、日本は世界で戦えるはずだったのに、様々な業界でガラパゴスをつくってしまった。

その間、GAFAにしてやられてしまったのだ。

なぜ、GAFAが台頭してきたのか。

それは、日本に創造性やデザイン思考という、クリエイティブな教育が足りなかったからだと言われて久しい。

その日本が、最もクリエイティブな国だとは、何か悪い冗談のようにも思える。

でも、もしそうだとするならば、敵は、「日本人はクリエイティブではない」という定説ではなく、単に、日本人が豊かになりすぎて、ハングリーさが無くなったということだけなのかもしれない。

既存業界の昔からの慣習を打破できなかったというのも、切羽詰まっていないからだ。

新たな敵が目前にせまり、その業界自体がなくなってしまう、というような最後通牒を突きつけられるような目に遭っていない、崖っぷちに追い詰められていない、からでもある。

そういう意味ではこのコロナ禍は、言い方は悪いが、日本に大きな転換を迫る最後の好機なのかもしれない。

このコロナ禍でどれだけ変わったのかが問われる、まったく新しい時代の到来だ。

企業も個人も、クリエイティブな能力を発揮し、この今という大変革の時代を生き抜きたい。



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