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2020.6.26

変化を歓迎する

ジェリー・ミンチントン氏の心に響く言葉より…

多くの人は変化をひどく嫌う。

長い時間をかけて自分の生活を設計してきたので、ずっとそのままにしておきたいと思うのだ。

しかし残念ながら、そういう態度では失望を経験することになる。

なぜなら、永遠に変わらないものは存在しないからだ。

変化を起こしたくないとき、人びとはそれに抵抗を試みる。

それが徒労に終わることを理解していないからだ。

それだけではない。

必要な変化を起こす努力を怠っていると、かえって変化に飲み込まれてしまうおそれがある。

変化について前向きに考え、賢者と同じように行動しよう。

すなわち、人生を向上させるために変化を利用するのだ。

変化が訪れたことを嘆くのではなく、人生を向上させるチャンスととらえ、幸運が訪れたのだと考えればいい。

人生では何かがずっと同じままであることは決してない。

生きることは絶えず変化にさらされることなのだ。

進化論を唱えたイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンが、こんなことを言っている。

「最も強い生物や最も賢い生物が生き残るのではない。

変化に最もうまく適応する生物が生き残るのだ」

《変化の中に隠されているチャンスを見つけよう。変化を拒絶するのではなく歓迎することが大切だ。》

『自分の価値に気づくヒント (ジェリー・ミンチントン) (ディスカヴァー携書)』


このコロナ禍では、多くの飲食店や観光業、旅行業、運輸、等々、さまざまなところが大きな痛手を受けた。

そして、リモート会議や、授業、講演が当たり前になり、「なんだ、オフィスまで行かなくても仕事(授業)ができるじゃない」ということがわかってしまった。

それにより、都心の一等地のオフィスから移転する会社も少なくないという。

しかし、逆に、コロナ前と同じに戻そうという動きもある。

捉え方は人によってさまざまだし、どれが正解ということもない。

だが、これだけのインパクトを与えたコロナという「変化」にたいして、自分の中で何かが変わっていない人はかなりマズイかもしれない。

変化を変化として意識しなかったということだからだ。

「競争相手は同業他社ではなく、時代の変化」(鈴木敏文)

という言葉がある。

同業他社の動きばかり気にしている人も、かなりマズイかもしれない。

「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」

という三国志の中の言葉がある。

真の男子(女子も同じ)たるもの、死に物狂いで勉学や修練すれば、 三日も会わなければ、 見違えるように成長しているものだ。

さあ、目をこらしてよく見るがよい。

コロナ禍が少しずつ収束に向かいつつある今、このコロナから何を学んだのか。

どれだけ変わったのか。

人も会社も、そこが問われている。

変化を歓迎する人でありたい。



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