2020.5.20 |
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おもしろく考えてると、おもしろい人生になる |
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斎藤一人さんの心に響く言葉より…
これは笑い話なんだけども、たとえばゴキブリが1匹2000万円の価値があるとするじゃない。
そしたら、家の中に入ってきた瞬間、何とかして捕まえようとするよね(笑)。
「これ捕まえたら、シャネルのバッグが買える!」
「これで家のローンが返せる!」
みんな鼻息を荒くしてゴキブリを探すよね。
何としてもゴキブリに出てきてもらわなきゃって思うんですね。
そういうふうに、あなたがゴキブリを嫌いなのは2000万円の価値がないからだって思うと、ちょっと楽しくなるよね。
好きか嫌いって、突き詰めていくとそんなものなんです。
考え方次第で、ものごとはいくらでもおもしろくなるんだよ。
だから、おもしろく生きるかどうかも自分次第なの。
じゃあ、どうしたらおもしろく考えられるんですかって言うんだけど、それは、おもしろく考えようとする努力だよね。
私なんて、何でもおもしろく考えるようにして何十年も生きてきたから、回路がすぐスッとおもしろい方に行くんだよね。
これってね、おもしろく考えようって思う努力なの。
人生ってね、おもしろく考えてると、おもしろい人生になるんです。
その反対で、おもしろく考えない人は、人生もおもしろくなくなっちゃうの。
あのね、人って放っておくと、悲しいこととか苦しいことを考えるようになってるんです。
脳を放っておくと、そういうことばっかり考えるようになってるの。
だから、いつも悲しいんですとか、苦労が多いんですって言ってる人は、おもしろく考える努力を怠ってるんだよね。
言い方が悪いかもしれないけど、簡単に言うと怠け者なんです。
魂の怠け者なの。
起きたことは、良くも悪くもないんです。
それを否定的に考えるのは簡単なんだよね。
でも、起きたことをおもしろく考えたり楽しく考えたりするのには、ひと工夫いるんです。
要は、「味つけ」なんだよね。
料理でも、肉だけ食べてるとか、野菜だけ食べてると味気ないよね。
だけど、塩をかけたり醤油かけたり味つけをすると、同じ素材でもうんとおいしくなる。
味のある人っていうのは、料理と同じで味付けが上手い人なんです。
人生に対する味つけ上手なの。
松坂牛が美味いって言っても、肉だけ食べたらそんなにおいしいわけないんだよ。
ところが、塩やコショウをかければ相当おいしくなるよね。
人生もそれと同じなんです。
起きたことをそのまま食べてる人がいるんだよね。
それだと、無味乾燥で何のおもしろ味もない。
そこにユーモアを交えるとか、ちょっと味つけをすると、抜群におもしろい人生になるんです。
『斎藤一人 奇跡を起こす「大丈夫」の法則 (斎藤一人さんの「心が晴れるご神木の話」CD付き)』マキノ出版
「楽しく生きる」のと「おもしろく生きる」のは違う。
楽しく生きるには、楽しくないことはやらないという決意が必要だ。
しかしながら、おもしろく生きるのは、たとえ楽しくなくても、それをおもしろがってしまうという生き方だ。
困難も、面倒なことも、嫌なことも、「ああ、そうきましたか」と言ってそれをおもしろがる。
小林正観さんは、宇宙の法則として「投げたものが返ってくる(投げないものは返ってこない)」というものがあるという。
「文句や不平不満を言えば、文句や不平不満が返ってくる」
「悪口を言えば、悪口が返ってくる」
そして、「おもしろがれば、どんどんおもしろいことが返ってくる」。
おもしろがる人は、よく笑う。
おもしろがる人は、いくつになっても、「箸(はし)が転んでもおかしい年ごろ」だ。
ちょっとしたことや、ささいなことをおもしろがって笑う。
そして時には、子どものようにふざけたり、はしゃいだり、歓声をあげたりする。
いつもおもしろいことを考えている人は、人を驚かせたり、喜んでもらったり、感動させたりするのが好きだ。
いたずらっ子ようにいつもキラキラした目をしている。
そして、おもしろいことを探したり、見つけたりするのが上手。
人生をおもしろく考えてると、おもしろい人生になる。 |
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