2020.5.6 |
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増やすよりも減らすこと |
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ジェリー・ミンチントン氏の心に響く言葉より…
この世界を数十億人が暮らす惑星と考えるのではなく、数十億人の教師がひしめく巨大な教室だと考えましょう。
この豊富な教師陣の中の多くの人から、私たちは日ごろ個人授業を受けているのです。
ただし、その人たちは、ふつうの人としてわたしたちの前にも現れます。
多くの授業はネガティブな意味合いを持っているため、わたしたちはその人たちを教師としてではなく問題を起こす人ととらえがちです。
実際、その授業は、あなたを悩ます「問題」という形式をとって行われます。
では、あなたがこの教師から学ぶことができるのは、何でしょうか?
それは、世の中のあらゆることです。
人間関係について教えてくれる人もいれば、恋愛について教えてくれる人もいます。
忍耐力の大切さについて教えてくれる人もいれば、罪悪感について教えてくれる人もいます。
楽しい授業もあれば、激痛をともなう授業もあります。
当然、ほとんどの人は、自分が何かを教えてもらっているとは思っていません。
それどころか、ただただ、被害を受けた、と不運を嘆くだけです。
でも、どんな内容でも、どんなきっかけがあったにしろ、その授業を受けるということは、あなたに学ぶ必要があったということです。
被害を受けただけで何も教わらなかったと思うなら、それは危険です。
そよ風のように静かな授業もあれば、落雷のように激しい授業もあります。
すぐに理解できる授業もあれば、理解に苦しむ授業もあります。
いずれにせよ、その授業から教訓を学ばなければ、あなたがそれを学ぶまで、その授業は形を変えて何度も繰り返されることになります。
だれかといっしょにいるとき、自分がその人から何を学ぶことができるか、考えてみましょう。
わたしたちは、どんな人からも学ぶことができます。
どんな人からも、謙虚な姿勢で教訓を学ばなければいけません。
そうすることによって、あなたは成長し、豊かな人生を送ることができます。
『あなたがなりうる最高のあなたになる方法』ディスカヴァー
「我以外皆我師」
とは、「宮本武蔵」や「三国志」で有名な、作家の吉川英治氏が好んで書いた言葉だといわれる。
「われ以外みなわが師」とは、自分以外の人は、皆わが師匠だ、ということ。
同じように好んだ言葉に「生涯一書生」がある。
一生涯、ただの一書生の気持ち生きる、偉そうにならず、謙虚に生きていくということ。
この「我以外皆我師」は、人だけでなく、自分の身に起こる様々な困難や逆境、失敗や苦労も、「師」であると言える。
そこに何の意味があるか、を自分の身に問うたとき、その困難が教室の授業の課題となる。
「我以外森羅万象皆我師」だ。
大事なことは、そのことについての学びが終了するまで、その授業は繰り返し行われるということ。
そして、その学びについて、手を変え品を変え、様々な形で授業が行われる。
どんな現象からも、どんな人からも、学ぶことができる人は、成長し、豊かな人生を送ることができる。 |
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