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2020.3.7

バージョンアップさせるための試練

斎藤一人さんの心に響く言葉より…

何があっても、神さまは私たちを愛している、未熟だからこそ愛してくれているのが神さまなんだと、私は確信を持っています。

なぜ、「自分は神さまに愛されている」という、私の想いがゆらがないのかというと、理由の一つは、自分に起きてくる問題は、自分を進歩向上させようとして天の神さまが与えてくださったものなんだ、自分をバージョンアップさせてくれる“階段”なんだ、ということを教わったおかげだと思っています。

自分をバージョンアップさせてくれる“階段”とは、どういうことかというと、たとえば、次のようなことです。

昔むかし、あるところに、一組のご夫婦がいました。

奥さんが、ものすごく口やかましい、俗に言う「悪妻」なんです。

そんな女性を妻にした男性は、こんな言葉を残しました。

「悪妻を持てば哲学者になれる」

この言葉を言ったのは、哲学者ソクラテスです。

「哲学者になれる」と言った通り、ソクラテスの人間性は悪妻のおかげで磨かれて、バージョンアップしたのです。

神さまは私たち人間を進歩向上させよう、もっと豊かに幸せになって欲しいと願って、試練を与えてくださる。

それも、ただつらい思いをさせるだけではないのです。

あなたが耐えられないような試練は、神さまはあなたにお与えにならない。

自分に乗り越えられるような試練しか、自分には与えられません。

しかも、試練とのセットで“開運の扉”も、必ず用意されているのです。

“開運の扉”とは何ですかって?

それは、あなたの心に安らぎをもたらしたり、明るく楽しい気持ちに切り替えてくれる何かです。

《神さまは私たちをバージョンアップさせるために試練を与える。しかも、その試練には“開運の扉”が用意されている。安心して前に進もう。》

『絶対、よくなる!』PHP

小林正観さんは、「すべての日常生活は“私”を磨くための砥石(といし)なのです」という。

そして、魂を磨くための砥石には3つある、と。

『ひとつは「家族と家庭」。

結婚とは、「夫という名の砥石」「妻という名の砥石」を手に入れたということではないでしょうか。

夫婦という名の共同生活は、食べ物の甘い辛い、気温の暑い寒いなど、一つひとつ折り合いをつけることにほかなりません。

なかなか思い通りにならない子どもも「砥石」です。

次は「仕事」。

どんなときにも怒らない、イライラしないということを求められて魂は磨かれます。

最後に、「他のすべての人間関係、交友関係」。

日常生活のすべてが「“私”を磨くための砥石」なのです。

「怒ってもいい状況」も「怒らせる人」も存在せず、折り合いをつけるべき状況や相手がいるだけ。

それなのに怒って解決する道を自ら選んでしまっているのかもしれません。

私たちはすべての日常生活で、「いかにイライラしないか、笑顔でいられるか」を問われています。』

天変地異も、疫病も、あるいは、トラブルや厄介事、日常の諸問題も、我々を磨くための砥石。

そして、それを乗り越えたとき、我々はバージョンアップする。

思い通りにならないこと全てが、神さまからのプレゼント。

魂を磨き、自分を少しでもバージョンアップさせたい。



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