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2020.3.5

ダメだと言うなら、それよりいい案を出しなさい

行徳哲男師の心に響く言葉より…

私が座右の書としているティヤール・ド・シャルダンの『現象としての人間』という本があります。

シャルダンはもともと北京原人などを発掘した人類学者の一人ですが、その中で、「人間は否定の哲学のつくりすぎだ」といっている。

つまり、否定的にものを見ることが進歩だと思っているから、何でも否定的に見なければ学者であり得ないというところがあるということです。

そして、私はその否定の哲学の頂点がマルキシズムだと思いました。

権力が悪い、金持ちが悪い、いろいろなものが悪いからこうしなければならないという否定の弁証法なのですね。

否定の哲学なんです。

しかし、シャルダンは、

「もう否定の哲学は終わった。

これからは肯定の哲学をどう構築するかだ。

ところが、肯定の哲学には条件がある。

その一つに“V”がある。

そしてもう一つは“C”がある」

といっているわけです。

Vとはバイタリティ、ビジョン、ベンチャーであり、Cはチャンス、チェンジ、チャレンジということです。

バイタリティがあると人間はビジョナブルになることができ、希望があればくたばらないという。

バイタリティがあってビジョナブルになると、人間は必ず冒険的(ベンチャー)になりますね。

そして、こういうのです。

「冒険的になったときには、人間が大変肯定的になっている証拠だ。

コンサバティブ(保守的)になっているときは、人間は否定的だ」と。

それからというものこの「現象としての人間」が私の座右の一冊になりました。

『随処に主となる―自分の人生を自分が主人公として生きる (活学叢書)』致知出版社


斎藤一人さんは「否定」についてこんなことを言っている。

『話しているとね、必ず否定論を入れたがる人がいるの。

“妄想してもいいことが起きません” “妄想すると、人から変な人だとか言われますよね?”とか。

あのね、なぜ物事を否定的に言うの?って。

物事は、どこからでも否定することができるんだよね。

だけど、否定することで、あなたはなにかいいことがあるんですか?って話なの。

否定的な角度から話をされると、その場にいるみんなが面白くなくなるんだよね。

で、俺にやるくらいだから、よそでもやってるよねって。

だから、人生うまくいかないんだよ。

人生うまくいかない人って、楽しいシャボン玉みたいなのが飛んでくると、パッと針を刺して壊しちゃうんだよ。

しかも、そうやって場のムードを壊してるってことに気づいてない。

あなたはまともなことを言っているように思うかもしれないけど、ムードを壊しちゃってるんだよ。

そういう人に、魅力がありますかってことなの。』(斎藤一人 必ず成功する例外思考・KADOKAWA)より

大きな危機がきて、みんなが一致団結して立ち向かわなければならないとき、否定的なことを言ってそれをぶち壊す人がいる。

ぶち壊して、その後に別の解決策を持っているのならまだしも、ただ壊すだけなのだ。

「ダメだと言うなら、それよりいい案を出しなさい」

とは、第64.65代内閣総理大臣、田中角栄氏の言葉。

また、

「国難襲来(しゅうらい)す。国家の大事といえども深憂(しんゆう)するに足らず深憂とすべきは人心の正気の足らざるにあり」

という藤田東湖が吉田松陰に贈った言葉がある。

国家全体が受ける危機という国難が襲ってきても、心配することはない。

むしろ、心配しなければならないのは、人々の心に気力や気迫という「生気」がなくなってしまうことだ。

SNS上も、マスコミも、否定の哲学にあふれている現代…

まさに、国民にこの「生気」が問われている。

「ダメだと言うなら、それよりいい案を出しなさい」

肯定の哲学を身につけたい。



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