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2020.2.2

先が読めると、一気に人生がつまらなくなる

野呂エイシロウ氏の心に響く言葉より…

ある程度の時間を生きてきたら、先が見えるようになります。

つまり、自分は支店長止まりだな、部長止まりだなとわかるようになるのです。

僕はこれが一番よくないと思う。

先が読めると、一気に人生がつまらなくなるからです。

本当は、先を読んでいるのではなく勝手にあきらめているだけなのです。

勝手に人生を捨てているだけなのです。

じつは、人間には未来を予測する能力がありません。

天気だって統計学で予測しているだけです。

それと同じです。

AIだって確率統計です。

計算しているだけで未来を予測しているわけではありません。

人間も未来は予測できない。

単純にあきらめてそう思っているだけです。

部長になれないと思っていても、もし1000億円の受注を取ってきたらどうでしょうか?

あなたがいないと会社が倒産する勢いだったら次の株主総会で役員にもなれます。

そう、自分の能力や努力をしていないことを「運」のせいにしているだけです。

運が悪いからこうなると。

しかし、そう思い始めると、僕たちはなぜかその先に進もうとせず、ブレーキを踏んでしまいます。

これは、恐怖で運を拒んでいるだけ、捨てているだけなのです。

こんなときは、「自分が本当にやりたいことは、なんだっけ?」「今の仕事の他にやりたいことはなんだっけ?」と自問自答すると、「いかん、ブレーキを踏んでいる場合ではない」と思い出せます。

いずれにしても、今見えている「先」には、まだまだ先がある。

僕らは、自分の上司を見たり、その上の役員を見たりして、狭い世界で物事を判断しています。

でも、それは知らないだけ。

本を読んだり、他の会社の人に会ったり、いろんなやり方をすればもっと大きな景色が見えます。

300年ほど前まで、ヨーロッパの人々はアメリカを知りませんでした。

つい50年ほど前まで、僕らは月の裏側を知らなかった。

でも知ることで先の先があることがわかる。

会社の形態だって働き方だってどんどん変わっている。

それを理解するところから、先の先がわかるようになります。

運は、先の先を目指し続ける人にやってきます。

『成功を決めるのは才能よりも運』大和書房


話をしていて、つまらない人の特徴は、未来に向かって努力しない人の話だ。

「どうせ私の人生はこんなもんだ」と、未来を切り開くことをあきらめ、なげやりになって、できないことを、人のせいやまわりのせいにする。

そして、自分からは行動せずに、ただ、棚ぼたの運がやってくるのを待っている。

人生には、何千通り、何万通りと、選択肢は星の数ほどある。

それなのに、その選択肢を一つも試さないことこそ、運が悪いことの典型だ。

一つ行動すれば、何かの反応は必ずある。

もしないなら、もう一つ行動を起こすまでだ。

そして、何かのよい反応があるまで、行動をいくつでも積み重ねる。

人生は、何事もやってみなければわからない。

頭で考えて、先を読んだつもりになって、人生をあきらめるなら、そんな味気ないものはない。

人生を、一気につまらなくしないために、あれも、これも、なんでも気軽にやってみる。

腰を軽く…

行動多き人生でありたい。



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