2020.1.20 |
|
動いて、動いて、出逢いまくること |
|
夕日評論家・俳優・演出家、油井昌由樹氏の心に響く言葉より…
◆みんな、覚悟しろよな。
オレたち、今、知り合っちゃったんだから、一回、自転車に乗れるようになってしまったら、乗れなくならないように、もう一生、知り合いじゃなくならないんだぜ。
だから、覚悟を決めて人に逢う。
覚悟を決めて物を持つ。
それをずっと、ただ続けりゃいいんだよ。
◆オレも、70年近く、ずっと生きてきたけど。
楽しく生きていくために大切なことがあるとすれば、それは、初めて逢った人を、自分が先に好きになること。
それだな、やっぱり。
オレが、先に、「君は、〇〇〇だから好きだよ」ってなったら、相手も、なかなか、オレを嫌いになれないでしょ。
相手より先に、好きなところを発見して、ざまあみろ、このやろう、先に好きになっちゃったぜ、っていうことを、相手に伝えちゃうんだよ。
◆なんか、明確に、
「自分の夢はこれです。だからこうします」って、言わなきゃいけない、言わないと動けない、みたいな。
それを探すんだよね、みんなね。
でも、そうじゃないと思うの。
なんだか分かんないけど、うまく説明できないけど、なんか、楽しそう、っていうくらいで、フィーリングオンリーで、動き始めればいい。
◆人生って、面白いもんでさ。
何かに興味を持って、あれこれと動き回っているうちに、最初の興味とは、まったく違う、すっごいものに出逢ったりするんだよ。
だから、グチャグチャ考えてないで、要は、動いて、動いて、出逢いまくること。
面白いな、って感じるセンサーだけをたよりにさ。
◆思い出せよ。
オレたちは、野生動物なんだぜ。
自分の勘に頼って、好きに生きていいんだよ。
オレたちはどこ行ってもいいし、何したって、いいに決まってんじゃん。
なんで、誰かが決めた通りにしなきゃいけないの、みたいなね。
自分で、自分をオリに入れちゃってるヤツには、早く出てきなよって、伝えてあげてよ。
◆いったい、なんのために生きてるのかって思うと、誰かのためにだよ、人のため。
人のために生きるだけ。
そう。
それさえやれば、いいわけ。
ありがとうって言われたら、気持ちいいし、もし、お礼を言われなくったって、少しは誰かの助けになったかな、よかったなって思えば、平和な気持ちになるじゃん。
そりゃ、カネは、あるときもないときもあるけど、この時代、そう簡単に死にやしねぇよ。
そうやって生きてりゃ、自由とか、幸せなんてものは、すべて、勝手に、ついてくるんだって。
『大人がマジで遊べば、それが仕事になる。』(高橋歩編)A-Works
何か、人生の「目的」や「夢」を決めて、それに向かって突き進むのも素敵だ。
しかし、「目的」や「夢」が見つからない人もいる。
いや、かなりの人がなかなかそれを見つけられないで年を重ねてしまう。
大事なことは、「目的」や「夢」が見つからないから動かない、行動する気にならない、というのではなく、とにかく何らかの「行動を起こすこと」、「動き回ること」。
誰かに頼まれて、人のために行動するのもいい。
何かに盛り上がって、ノリで行動するのもいい。
理由もなく、衝動的に行動するのもいい。
好きとか嫌いとかじゃなくて、「なにかこれって、お役目かな」とそこにスピリチュアルを感じて行動するのもいい。
すると、行動しているうちに、別の何かやりたいことが見つかったりする。
あるいは、「何か、大きな運命みたいなものに動かされているな」と感じることもある。
「だから、グチャグチャ考えてないで、要は、動いて、動いて、出逢いまくること」
出逢いの数が多ければ多いほど、人生は面白い。 |
|
|