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2020.1.19

誰かに拒絶されたら

ジャック・キャンフィールド&ケント・ヒーリー氏の心に響く言葉より…

拒絶というのは、私たちの頭の中にだけ存在する思いにすぎません。

少し考えてみればすぐにわかります。

たとえば、誰かをデートに誘って拒絶されたら、もともとデートをしていなかったのですから、状況はなんら悪化していません。

もし状況が悪化するとすれば、自分がそのようにしているからです。

たとえば、「自分はやっぱり魅力がないんだ」と思い込むと、拒絶されたような気分になって落ち込んでしまいます。

このように拒絶とは自分の頭の中でつくり出しているだけなのです。

それがわかれば、拒絶されても気にせずに前進を続けることができます。

行動を起こすことによって失うものは何もありません。

拒絶がマイナス要因になるのは、次の2つのことが起きたときです。

1.拒絶されたために人格を否定されたと思い込んでしまうとき

2.拒絶されたために行動を起こすのをやめてしまうとき

大多数の人が拒絶はつらいと思っていますが、その理由について考えようとしません。

拒絶されてつらいと思うのは、拒絶されると人格まで否定されたように感じるからですが、ほとんどの場合、それは真実ではありません。

たんに意見や提案が受け入れられなかっただけですから、工夫して別のやり方を試みればいいのです。

拒絶されるたびに「もう二度とやるものか」といった投げやりな態度をとるなら、夢や目標を実現することは絶対にできません。

拒絶されたら、そこであきらめるのではなく、それをきっかけにモチベーションを高めればいいのです。

《私のモチベーションは、拒絶に対する反発心から生まれた》(ハリソン・フォード・俳優)

『あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言』ディスカヴァー


アンソニー・ロビンス氏はこう語る。(人生を変えた贈り物)より

「成功しようとして何百回と試してみたがダメだった」「何千通りもの方法でやってみたんだ」などと言う人は多い。

だが考えて欲しい。そういう人たちは、実際には百通りはおろか、数十通りの方法も試してはいない。なんとか状況を変えようとするのは7、8回、せいぜい10回くらいまでで、それでうまくいかないと、ほとんどの人はあきらめてしまう。

「ケンタッキー・フライド・チキン」のカーネル・サンダースが夢を実現するために行動を始めたのは、なんと65歳のときだった。

「このチキンのレシピはみんなが気にいってくれている。このレシピをあちこちのレストランに売ったらどうだろう」。

この程度のアイデアなら、思いつく人は多い。

だが、カーネルサンダースの場合はそれだけでなく、それを実行に移した。

サンダースはレストランのドアを叩き、オーナーに自分のアイデアを説明して回った。

「素晴らしいチキンのレシピがあります。これを使えば売り上げが伸びるはずです。伸びた分の何パーセントかをわたしにください」。

だが、ほとんどのレストランはサンダースを鼻であしらった。

サンダースはあきらめただろうか。もちろんノーだ。

さっきのレストランは自分のアイデアを採用してくれなかったと落ち込むのではなく、すぐに気持を切り替えて、どうすれば次のレストランではもっと効果的に売り込めるだろうか、いい結果をだせるだろうということに集中したのである。

あなたはカーネル・サンダースが、望みの返事がもらえるまで、何度チャレンジしたかご存知だろうか。

なんと、1009回断られて1010軒目でようやく採用されたのである。

二年間、来る日も来る日も、古いおんぼろ車でアメリカ中を駆けめぐり、あの白いスーツを皺(しわ)だらけにして後部座席で眠り、朝になって目を覚ますと、また新しい誰かに必死で自分のアイデアを売り込んだ。

ほとんどの人は、誰かに何かを頼んで、1、2回断られると、すぐ頼むのを止めてしまう。

特に会社の営業や銀行融資や、起業においては、この傾向が強い。

そして、カーネルサンダースまでとはいわないが、20回、30回、と粘る人はほぼいない。

それは多くは、拒絶されるのが恐いからだ。

拒絶が恐い人の特徴は、自分と人を同じように考えてしまうクセがある。

自分がこう思うから、相手もこう思うだろうという思い込みだ。

だから、人格を否定されたような気にもなってしまう。

相手は、全く別の理由で断っているかもしれない。

他人の心の中など、本当のところ、誰にもわからないからだ。

そして、そのことで勝手に傷ついて、次のチャレンジを止めてしまう。

拒絶されたら、カーネルサンダースを思い出し…

拒絶をきっかけに、自分のモチベーションを高めることができる人でありたい。



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