2020.1.17 |
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教える人はタンクを満タンに |
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ジェフ・ケラー氏の心に響く言葉より…
私はあなたが目標に向かって前進するためにポジティブな言葉を使うことを提唱している。
しかし、これから直面するかもしれない障害を無視したり、他人の意見や感想を軽視したりしようと言っているのではない。
どんな目標に取りかかる前にも、この先に待ち構えていることに対して準備をしておきたいものだ。
力を合わせてがんばってくれている人たちと目標を分かち合うことも大切だ。
たとえば、営業部長がこれからの一年間で売り上げを二割アップさせたいと考えているなら、その目標をスタッフ全員に知らせるのがいい。
そうすれば、全員がその目標を達成するために力を合わせて働くことができる。
しかし、私自身がこういった問題を話し合いたいと思う相手は、起こるかもしれない困難に対して創造的な解決策を示してくれるポジティブな人である。
それだけではない。
私は自分の計画を、知的な意見を出すことのできる人たちとだけ話し合うことにしている。
もしあなたが自分で起業しようと思っているなら、心の姿勢がネガティブなうえに、誰かの下でずっと働いてきた人に相談するのは見当違いだ。
そういう人が起業について何を知っているというのだろうか。
自分で起業しないほうがいい理由を数多く並べるのが関の山だ。
その人と少ししゃべったあとで、あなたは自分を疑うようになるに違いない。
そんな人の「手助け」が必要だろうか。
『できる人とできない人の小さな違い』ディスカヴァー
お金を儲けることを教えるコンサルタントがいたとすると、その人自身が儲かっていなかったり、お金がなかったりしたら、お客は誰もつかない。
幸せを伝えるコンサルは、まず、自分や家族が幸せである必要がある。
健康を伝えるコンサルは、まず、自分が健康である必要がある。
教える人が、ネガティブで、不機嫌で、暗くて、ツイてなくて、不平不満や泣き言、グチが多かったら、聞く人は誰もいなくなる。
ネガティブや不機嫌が伝染するからだ。
相談する相手も同じ。
ポジティブで、上機嫌で、明るくて、ツイていて、うれしい、たのしい、ありがとうと感謝を多く言っている人に相談したくなる。
そして、営業で無理に人を集めなくても、自然とそういう人のまわりに大勢の人が集まる。
水はタンクが満タンになったら自然に外へあふれ出る。
しかし、タンクの底の方に少ししか水が入っていなかったら、水は外へ出ようがない。
これは、「教えること」も全く同じ。
教える人は、まず自身が満タンになる必要がある。 |
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