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2020.1.11

既存産業で奇跡を起こす経営戦略

永井俊輔氏の心に響く言葉より…

レガシー(遺産・伝統的)企業は既存の事業を通じて、既存の顧客と強いリレーションを築いている。

課題を聞かせてくれる相手もテスト導入に協力してくれる会社も目の前にいる。

既存顧客との付き合いが長いほど業界特有の課題もわかるし、POC(Proof Of Concept・概念実証)や開発コストに既存事業の利益を充当することができる。

これはイノベーションを起こすうえで強力な武器であり、レガシー企業が持つ正のアセット(資産)の一つである。

レガシー企業が持つアセットは「レガシーアセット」という言葉として、不良資産や、時代遅れになった技術・ビジネスモデルなど経営の足かせになる要素を指すときに使われることがある。

過去のしがらみで引き継いでいるレガシーアセットが、レガシーコストを生み、経営を圧迫するといった文脈である。

しかし、レガシーアセットは必ずしも負のものではない。

既存顧客とのつながりのような価値ある資産も多く、LMI(レガシーマーケット・イノベーション)ではその資産を武器としてフル活用することを推奨する。

レガシーアセットの活用がイノベーションを生むことにつながるし、既存の市場でレガシープロフィット(既存事業で獲得する利益)も獲得できる。

イノベーションを起こすためには尖った技術や斬新なビジネスモデルも重要だが、レガシーアセットのなかにも、イノベーションを起こしたり推進していくために必要な要素がたくさんある。

既存顧客とのコネクションのほかには、技術、技術者、経験値、成功と失敗の事例、業界内のコネクション、仕入れや物流のネットワーク、金融機関の信用なども正のレガシーアセットだ。

レガシーアセットのないレガシー企業は存在しない。

重要なのは、自分たちが持っているレガシーアセットを生かせるかどうかである。

『市場を変えろ 既存産業で奇跡を起こす経営戦略』かんき出版


永井俊輔氏は、クレストホールディングスの代表取締役社長。

1986年生まれの34歳。

父親が経営するクレストに入社。

CRM(顧客関係管理)やマーケティングオートメーションを活用して4年間で売り上げを2倍に拡大し、同社をサイン&ディスプレイ業界の大手企業に成長させる。

2016年に社長に就任し、ショーウインドウやディスプレイをウエブサイト同様に正しく効果検証するリアル店舗解析ツール「エイサー」を開発するなど、リアル店舗とデータサイエンスの融合を実現。

成熟産業にITやテクノロジーを組み合わせ、新たな価値を生み出すLMI(レガシーマーケット・イノベーション)の普及に尽力。

『レガシーマーケットとは、市場の成長性と生産性が伸び悩んでいる既存産業のことだ。


「斜陽産業」といわれることも多い。

そのマーケットに新しいアイデアやテクノロジーを導入し、収益性を高める。

イノベーションに富んだ商品やビジネスモデルを作り出し、「あの業界で働きたい」と誰もが憧れるようなマーケットに刷新する。

それがLMIだ。』(以上、本書より)

小林正観さんは商店街の活性化についてこう述べている。

『私は全国で町おこし、村おこしが成功した例を見てきましたが、そこには共通点がありました。それは、

1.その町や村で育った人が一度都会に出て生活し、戻ってきて何かを始めた。

2.都会に住んでいた人が仕事を辞め、その町や村に移り住んで何かを始めた。

3.その町や村の外に多くの友人・知人を持っている人が何かを始めた。

この3つのうちのどれかです。

外の世界と交流を持ち、外の世界を知っている人が、新しい楽しいアイデアを持ち込み、活性化のきっかけをつくっているようです。

ずっとその町や村から出たことがない人は、その地域のよさを認識できないので、そのよさをアピールすることができない』

まさに、これはレガシー企業のLMIと同じだ。

自分の属する企業から一歩も外に出たことがない人は、新たな発想ができない。

新しいアイデアや斬新な発想のきっかけは常に外部からくるからだ。

「あの業界で働きたい」と誰もが憧れる会社にするために…

既存産業で奇跡を起こせる人でありたい。



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