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2020.1.10

習慣を変えれば人生が変わる

マーク・レクラウ氏の心に響く言葉より…

今から約2500年前、古代ギリシャの哲学者アリストレスは「習慣が変われば、人生が変わる」と言った。

習慣を変えるうえで最も重要なのは、それに気づくことだ。

アインシュタインが言っているように、同じことを繰り返して違う結果を得ようとするのは愚の骨頂である。

人生で違う結果を得たいなら、新しい習慣を確立する必要がある。

努力して自分を律すれば、それは比較的簡単にできる。

目標に向かって邁進(まいしん)する習慣を身につけよう。

そうすれば、確実に人生で成功することができる。

改めなければならない悪い習慣は、約束の時間に遅刻する癖、大事なことを先延ばしにする癖、暴飲暴食、ジャンクフードの常食、相手が話しているのをさえぎって自分が話すことなどが含まれる。

『習慣を変えれば人生が変わる プレミアムカバー』ディスカヴァー


マーク・レクラウ氏は、改めなければならない習慣のひとつに「嫉妬と羨望を克服する」があるという。

『他人の生活やお金、外見などをうらやんでも、なんの恩恵も得られない。

たとえば、他人のお金に嫉妬しても、お金が手に入るわけではないし、他人の外見に嫉妬しても、美男美女になれるわけでもない。

そして、自分がみじめな気分になるばかりである。

こんな無意味な習慣を見つけてはいけない。

これは不幸への特急列車だ。

明確な真実を指摘しておこう。

あなたよりもっとすぐれている人、もっとお金を持っている人、もっといい車に乗っている人、もっといい家に住んでいる人はどかに必ずいる。

それを受け入れて自分の人生を歩もう。

あなたが競争すべき唯一の相手は、昨日の自分である。

自分の強みに意識を向けて、それをもっと伸ばそう。

成功している人に嫉妬や羨望を抱くのではなく、自分の成功のために全力を尽くそう。

自分が持っていないものを手に入れている人たちをうらやむのではなく、その人たちを努力目標にしよう。

複数の研究によると、嫉妬と羨望の一因としてSNSの存在があるという。

他人の人生のハイライトシーンだけを見て、それを自分の人生のNGシーンと比較してしまうからだ。

たとえば、フェイスブックで誰かが海外旅行に出かけて美しい浜辺でくつろいでいる様子を見ると、その人がそれまでの時間に一生懸命働いてきたことを忘れてしまいがちである。

私たちは他人が失敗しながら成功にたどり着いていることに気づかず、その人が恩恵を受けている場面だけを見て嫉妬と羨望を抱く傾向がある。』

「嫉妬は常に他人との比較においてであり、比較のないところには嫉妬はない」(フランシス・ベーコン)

自分と段違いに格上の人に抱く感情を羨望(せんぼう)と言い、自分が同レベルだと思っている人に抱く感情を嫉妬という。

どちらも、そこには比較がある。

人と比べる癖(習慣)をやめるには、今自分が持っている幸せに目を向ける必要がある。

自分のよいところや、うまくいっていることにスポットライトをあてる。

そして、それに感謝する。

もし、比較する必要があるなら、昨日の自分と比較する。

昨日より今日、今日より明日と少しずつでも、どれだけ進歩しているのか、と。

「習慣を変えれば人生が変わる」

習慣を変え、さらに自分を高めることができる人でありたい。



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