2019.12.17 |
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愚痴を言ったことに気づくこと |
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小林正観さんの心に響く言葉より…
人間は、8時間労働を1として、16時間働く人で2人分、24時間労働する人でも3人分しか働けません。
土日休みを返上して働いても5人分が限度でしょう。
人間対アリの関係を考えてみます。
人間の身長を150センチ、大き目のアリで1.5センチとすると、百倍の違いがあります。
すごく働き者だけれども、周りのアリにトゲトゲしながら、「自分は3人前働いているのに、あなたたちは全然働かないじゃないか」と怒鳴っているアリがいます。
その百倍大きな力を持っている人間が、このアリは調和を乱しているよねと思い、このアリをピンセットでつまんで、3メートル先に持っていったとします。
百倍大きな存在から3メートル先まで運ばれたことに、このアリは気がつきません。
このアリはとても興奮しながら巣に帰り、「周りの景色が一瞬で変わったんだよ」と話すことでしょう。
百倍大きな存在が、全然認識できません。
私たち人間と神様の大きさの違いは、百倍どころではないようです。
人間が考えた数字は、10の68乗(無量大数)までです。
神は、10の68乗以上の力を持っているのでしょう。
この神様に気に入られたら、とても楽しい人生になります。
ただし、神様は、ある方程式に沿って生きている人を非常に応援します。
その方程式を使いこなす人には、味方についてくれます。
神は、気に入らない人に対して、嫌がらせや、復讐することはありません。
ただ、支援をしないだけ。
自分の力ではなんとか5人分の力を出すことができますが、10の68乗人分の力を出すことができません。
がんばって5人分働くよりは、神を味方につけたほうが「得」です。
神様を使いこなす方法は、目の前の現象について、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言わないこと。
そして、目の前に起きる現象について、嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ついてるという言葉を言い続けると、目の前の人も、神様も、宇宙、地球、すべてが味方になってくれます。
親が倒れて5、6年介護をしている人がいます。
その人は5、6年介護をしているあいだに功徳がたくさん溜まっていきます。
ところが、せっかくいままで労力を使って功徳を溜めてきたにもかかわらず、「なんで私がこんなに苦労をしなくちゃいけないのか」と言った瞬間、溜まっていた功徳がチーンと音をたててゼロになってしまいます。
一般的にいうと、大変なことをやらされているときには、神がその人を見込んで、その人にポイントをあげているときなのです。
愚痴などを言った瞬間にゼロになってしまうのは、あまりにも辛いものなので、神様と約束をしました。
それは、愚痴を言ってしまった10秒以内に「ナシ、ナシ」というと、大丈夫という取り決めです。
愚痴などを言わないようにするには時間が必要ですが、愚痴を言ったことに気がついたら99パーセント解決したことになります。
どうも、「気がつくこと」が重要なようです。
私たちは自分の力で生きていると思いがちですが、自分の力はないに等しく、神様(めに見えない存在)に支えられて生きているのではないでしょうか。
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小林正観さんは、「不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言わない」ことがとても大事だと繰り返し言う。
逆に、「ついてる、うれしい、楽しい、感謝しています、しあわせ、ありがとう、許します」という多く言おうということ。
しかしながら、生身の我々は、つい「不平不満や、愚痴、泣き言、悪口、文句」を言ってしまう。
小林正観さんは、この言ってはいけない言葉を「五戒」と言っている。
そして、五戒を言うと神様を敵にまわすことになる、と。
たとえば、「天気」についての正観さんの話がある。
朝起きたとき、「えー、また今日も雨が降ってる」「まったくうっとうしい天気だな」などと感想を言った瞬間、それが天気の悪口になる。
天気というのは現象そのものだ。
だから、天気も捉え方や考え方を変えると全部が喜びになる。
我々動物にとって、太陽が出ているときが晴れ。
植物にとって、雨が降っているときが晴れ。
動物は、酸素を吸い込み、二酸化炭素を吐き出すが、植物は、二酸化炭素を吸い込んで、酸素を吐き出す。
動物は太陽が出ると、気持ちが明るくなり元気になるように創られているが、植物は、雨に当たると活性化するように創られている。
天気の悪口をやめたところから、自分の言葉の中に、否定的な言葉が入ってこないことが始まる、と。
「愚痴を言ったことに気づく」
もし五戒の言葉を言ってしまったら、すぐに訂正の言葉「今のは、ナシ、ナシ」という。
神様が味方になるような言葉を使って生きていきたい。 |
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