2019.12.4 |
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夢を叶える「打ち出の小槌」 |
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堀江貴文氏の心に響く言葉より…
常識の延長線上に行き着く先は「常識」でしかない。
周囲を見まわせばわかる。
先輩、上司、おっさん、爺さん、おばさん、お婆さん。
それぞれが、その時代が共有する価値観に従い、社会の一員として「常識的」に生きてきた人達がほとんどだ。
それが悪いと言っているんじゃない。
僕のように「既存の価値観」に逆らって生きてきた人間から見れば、常識を逸脱しないで生きるということに対して頭が下がる。
これまでの日本もそうだったし、これからの日本も、そういう人達が労働人口としてカウントされることで成り立っていく。
だが、もし若い人が、
「自分はもっと違う人生を歩んでみたい」
「周囲を気にする生き方はまっぴらだ」
「縦横無尽に思うさま生きてみたい」
と望むなら、まず「ものの見方」をガラリと変えてみることだ。
難しいことじゃない。
「疑う余地がないと思い込んでいること」に対して、「なぜ?どうして?ホントにそれが正しいの?」と疑義をはさみ、自分に問いかけることによって新たな価値観に気づき、“目からウロコ”になるものと、これは僕がこれまで生きてきて自信をもって言えることなのである。
「打ち出の小槌」とは、おとぎ話の一寸法師などに登場する小さな槌のことだ。
欲しいものや願いごとを唱えて振ると、願いどおりのモノがあらわれてくるという「夢を叶える魔法のツール」なのだ。
「そんなものがあるのかよ」と笑うのは正しい。
常識で考えて「打ち出の小槌」は存在しない。
その通りだ。
だが、そう考えるのは結局、常識に埋没して生きていく人だ。
常識では「打ち出の小槌」は存在しないと認めながらも、
「なぜ、存在しないと言い切れるのか?」
と反常識発想をしてこそ、新たな視点を獲得することができる。
新たな視点とは、「打ち出の小槌」を自分がこの手に握っていることに気づくことだ。
「打ち出の小槌」がなんであるか一言で言えば「信用」のことなのだ。
信用という小槌を振ることで、夢も、願いごとも必ず叶うのだ。
「打ち出の小槌」は誰もが持っていながら、それに気がつく人は少なく、振り方を知る人はもっと少ないのだ。
『夢を叶える「打ち出の小槌」』青志社
堀江氏は、「お金」は信用を誰にでもわかりやすく、便利にしたもので、信用のなかの一つの形態だという。
道具だからこそ、貯めるためではなく、お金は使うためにあり、信用を積み重ねることの方が大事だという。
また、経理で使われる、バランスシートに載らないものが、「信用」だ。
それは、「ブランド」や「のれん」、という価値だ。
個人で言うなら、その人のキャラクターやイメージ、人脈、ノウハウになる。
これを堀江氏は「心の中の打ち出の小槌」と呼んでいる。
つまり、「信用」をどんどん創造してくれる打ち出の小槌。
だからこそ、会社でも、個人でも自分のブランド力を高めなければならない。
一生涯を通じて自分のブランド価値を上げていくことが、人生である、ということも言える。
これは、SNSでの発信でも同じだ。
自分の「打ち出の小槌」に気づき、それを振ってみたい。 |
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