2019.10.27 |
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世の中の事はすべて心の持ちよう一つ |
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渋澤健氏の心に響く言葉より…
《世の中の事はすべて心の持ちよう一つでどうにでもなる。》「渋沢栄一訓言集」
世間で起こるすべてのことは、あなたの心構えひとつでよくも悪くもなる。
ある出来事にぶつかったとき、それがあなたにとって、いいことなのか、悪いことなのか。
楽しいものなのか、つまらないものなのか。
それを決めるのは、実はあなた自身です。
あなたの心の持ち方で、目線は変わってくるものです。
失敗を恐れて自分から動こうとしない人は、黙っていれば物事が勝手に進んでくれる、自分はそれに従えばいい、と思っているかもしれません。
けれどその場合、失敗もない代わりに、「自分が何かを達成した」という喜びも得られません。
「マイナスになるならゼロでいい」という怯(おび)えは捨てて、「マイナスになってしまうリスクもあるが、プラスが得られるかもしれない」と考えれば、動かないことが、馬鹿らしく思えてきませんか?
物事はすべて、気の持ちようです。
今の自分の考えに固執せず、違う方向からの目線ももってみようではありませんか!
『渋沢栄一 100の訓言 (日経ビジネス人文庫)』日経ビジネス文庫
渋沢栄一の玄孫である著者の渋澤健氏は、本書の中でこう語る。
『渋沢栄一は、「CSR(企業の社会的責任)」や「社会起業家」といった言葉が21世紀に流行する100年以上前に、その本質をすでに実行していた人物でもあります。
渋沢栄一が関与した非営利活動団体の数は約600と言われ、これは営利を目的として創設した企業や各種団体の数、500を上回っています。』
なんと1100以上もの会社や団体の設立に関係した、渋沢栄一は、日本資本主義の父と言われている。
当時、財閥全盛期(閉鎖的で株式公開はしていなかった)に、現代にも通じるオープンな経営を目指した渋沢は異色の存在だったと言える。
中村天風師は《運命を拓く》 の中でこう語っている。
『人生は心一つの置きどころ。人間の心で行う思い方、考え方が、人生の一切を良くもし、悪くもする、というのが人生支配の根本原則である。思い方や考え方が積極的であれば、積極的なものが出来、消極的なら消極的なものが出来る。何事においても、そのときの心の状態が、成功を生み、また失敗に追いやる。』
人生で起こるすべての物事には、悲しいとか、辛いとか、楽しいとか、幸せだとかいう、「色」はついていない。
「色」をつけるのは自分だ。
それが、「人生は心一つの置きどころ」。
心構え一つ、心の持ち方一つ、考え方一つで、人は幸せになれる。 |
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