2019.10.13 |
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いやなことを言う人は相手にしない |
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ジェリー・ミンチントン氏の心に響く言葉より…
相手を不愉快な気分にさせるために、わざといやなことを言う人がいる。
こういう人が実在するということはあまり信じたくないが、残念ながら、私たちは現実にこういう人に出会ってしまうことがある。
けれども、こういう人は非難すべき人ではなく、本当は同情してあげなければならない人なのだ。
こういう人は、攻撃しやすい人を見つけると、その人をけなして気分を悪くさせてやろうと考える不幸な習性を持っている。
その意図は、相手をだしにして優越感を感じることで自分の自尊心の不足を補うことである。
こういう人の言うことにいちいち腹を立てたり気分を害したりすると、相手の思うツボである。
あなたが自分に余裕が持てるまで、こういう人はできる限り避けるのが正解だ。
うまく言い返してやろうなどと考えると逆効果である。
何も言わずにほほ笑むとか、適当にあいづちを打って受け流し、自分のことに集中しよう。
相手の自尊心を高めるために、自分の自尊心を犠牲にしなければならない理由はないのだから。
『うまくいっている人の考え方 プレミアムカバー 紺 (ディスカヴァー携書)』ディスカヴァー携書
「いやなことを言う人」にはこのような人もいる(本書より)。
『なぜだかわからないが、自分が相手を嫌っていることを相手にわからせようとする人がいる。
そんなとき、私たちはたいていそれは自分のせいだと思い、どうしたら相手の気分をよくすることができるだろうと悩んでしまう。
そこで必要なことは、こう自分に問いかけることだ。
「他人が私のことを好いていないからといって、なぜ私は自分を変える義務があると思ってしまうのだろうか?」
他人が自分のことを好いていないという問題を解決する方法は、他人に好いてもらうために自分を変えることではない。
真の解決法は、だれからも好かれることは不可能だし、またその必要もないということを理解することなのだ。』
たいていの「人の良い人」は、誰からも好かれようとして、クタクタになってしまう。
誰からから、悪口を言われたり、嫌なうわさを流されたり、嫉妬(しっと)されたりして、それをなんとか打開しようと、気をもみ、反論したりして、疲労困憊(こんぱい)する。
古今言われるように、自分を変えることはできるが、他人を変えることはできない。
そのできないことを頑張ってしようとするから、ヘトヘトになる。
先日、ネット上にアップされた「はかたのしお」という「インターネットでイヤなことを言う人に出会ったときの5つの対処法」というものがあった。
https://togetter.com/li/1415003?fbclid=IwAR3BmlT4qK6rcmKUqGMyi2mXBgss1UihAGpDeMKykqLVa42jabr1vTi13Gc
『1. はんのうしない
2. かかわらない
3. たたかわない
4. のせない
5. しおたいおう』
1. どんなひどいことを言われてもそれに反応しない。ケンカを売られてもスルーする。相手はあなたの反応を求めているから。
2. 相手の目的は、あなたを貶(おとし)めること。だから決して関わらないこと。
3. のせられてケンカ腰になっては相手の思うツボ。決して争わず、ただひたすら距離を置くこと。
4. やりとりや反論材料などをネット上に載せないこと。加害者にされたり、こちらがももっと不利になることもある。
5. わざと、そっけなくて、愛想のない、冷淡な対応をすること。
全ての人から好かれることはできない。
これは、個人でも、会社でもまったく同じ。
本当は、自分を好きでいてくれる、ほんの僅(わず)かな人がいればものごとはうまくいく。
いやなことを言う人には、「はんのうしない」「たたかわない」「かかわらない」で対応したい。 |
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