2019.10.4 |
|
人生の勝率を高めるには |
|
土井英司氏の心に響く言葉より…
仕事、投資、ビジネス、結婚もクレーンゲームと同じで、望むものを手に入れたいのなら、「どこで戦うか」の選択が重要になります。
なぜなら、勝負の大半は、何を選んだかで決まってしまうからです。
確率の低い場所を選んだ時点で、成功から遠ざかってしまいます。
つまり、「みなさんが選ぶゲームによって確率は変わる」ということです。
ビジネスパーソンには、英語、IT、ファイナンスなど、さまざまなスキルが求められますが、意識と行動を変えるだけで身につくのが、「選択する力」です。
「選択する力」を身につけ、磨き上げることこそ、凡人が結果を出すための最良の方法です。
みなさんの人生は、
●「あなたがどこにいるか」
●「誰と付き合うか」
●「どんな選択肢の中にいるか」
で決まってしまうということです。
努力が報われないのは、「選択」が間違っているからです。
努力の量や才能の問題ではなくて、ようするに、努力する場所や場面が違う、ということです。
たとえば、魚釣り。
釣果(ちょうか)を上げたければ、「釣り場」を選ぶことが大切です。
魚が1匹もいない場所で釣り糸を垂らしても、釣ることはできませんよね。
時間をムダにするだけです。
反対に、大量の魚が泳いでいる釣り場を選べば、努力しなくたって、才能がなくたって、頑張らなくたって、バンバン釣れる。
入れ食い状態です。
腹を空かせた魚(需要)に対してエサ(供給)が圧倒的に少ない(レア)だからです。
たとえば、不動産投資。
安定的なインカムゲイン(家賃収入)を求めるなら、物件の築年数や間取りよりも、「立地」選びが大切です。
なぜなら、立地条件といった利便性と、間取りなどの機能性を比較すると、利便性を求める入居者が圧倒的に多いからです。
1に立地、2に立地、3,4がなくて5に立地。
不動産投資の成否を左右するのは、立地の選択です。
努力よりも優先すべきなのは、選択です。
選択の失敗を努力で補うことはできません。
努力は「正しい選択」の上で報われるものであって、選択を間違えれば、努力は徒労に帰すだけです。
才能がないのなら、才能がなくても結果を出せる選択をすればいい。
努力するのが嫌ななら、努力しなくても勝てる選択をすればいい。
結果を出したいなら、「選択がすべて」です。
勝つか負けるか、成果が出るか出ないかは、選択した時点で、ほぼ決まっていると言っていい。
したがって、「何をするか」「どこでするか」「誰とするか」「いつするか」を正しく見極めることが不可欠です。
『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』KADOKAWA
本書にある勝率の高め方には次のようなものがある。
『◆「難しいもの」「魅力的でないもの」こそ、最良の選択
◆ピンときたらGO、縁ができたらGO
◆「少数の目利き」の情報を当たる
◆人を惹きつけるには、「隠れシグナル」を発信しろ!
◆運は人が選んでくるもの
◆「流れ」に逆らわない
◆僕が本を読み続けるのは、「人の課題を解決したい」から』
《ピンときたらGO、縁ができたらGO》の項にこんなことが書いてあった。
『会社を立ち上げて3年くらいのとき、「ある企業を買わないか」と買収の相談を持ちかけられたことがありました。
その会社は破綻していたので、買収にかかる金額を考えても、今思えば、買うことができたはずです。
けれど当時の僕は、「買えるわけないよ」と思い、断ってしまった。
破綻した会社を立て直すには、根性がいります。
けれど、会社が伸びている最中だったので、自分の会社に注力すべき時期だったし、そもそも僕には、会社を買収した経験がない。
だから、「このタイミングでくる?今は手いっぱいでほかのことには手がつけられない」と思ってしまった。
でも、断ったのは失敗でした。
あのとき、「買う」という選択をしていたら、今とは違う人生を歩んでいたでしょうね。
世の中は、あなたの状況を考慮しない。
チャンスは、こちらの都合を待ってはくれない。
だから、「何かが落ち着いてから」とか、「自分の準備が整ってから」と自分の都合を優先していると、チャンスを逃してしまいます。
だから、「ピン」ときたら「GO」です。
ピンときたら、「やる」と決める。
決めたあとで、やり方を工夫すればいいんです。』
旅は「どこへ行くか」よりも、「誰と行くか」が大事だという。
自分と合わない人と一緒にでかけたら、すぐにケンカになってしまい、旅は台無しになってしまう。
同様に、事業で成功したいなら、どの分野を選ぶか、どこでやるのか、誰と組むか、によって成功の確率は変わってくる。
人生の勝率を高めるために、選択力を磨きたい。 |
|
|