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2019.10.3

他人と異なる「結果」を出すためには

MB氏の心に響く言葉より…

私は2019年8月現在、会社経営をしており「MB」という名前で著書を出版、メルマガ、オンラインサロンなどを運営しています。

月額500円の有料メルマガは1万2千人ほどの読者がおり、また月額5千円のオンラインサロン600人ほどの会員が在籍しています。

有名ブランドとコラボして制作するMBアイテムは発売からソールドアウトするものも少なくなく、年商は億をゆうに超えています。

ただ勘違いしないでいただきたいことが1つ。

私は特別な才能に恵まれているわけでもなく、特別な技術やノウハウを持っているわけでもありません。

職歴は「ショップスタッフ出身」でしかありませんし、学歴は並程度の偏差値でしかない地方の国立大学出身です。

バカではないのかもしれませんが賢いともいえないレベル、「凡人」であることに何1つ疑う余地はありません。

しかしながら、他人と異なる結果を出しているのもまた事実です。

こうした他人と異なる「結果」を出すためには、他人と異なる「行動」をする必要があります。

また、他人と異なる「行動」を選択するためには、他人と異なる「思考」を持つ必要があります。

私がいくら凡人でも特別な技術も脳みそもないとはいえ…結果を出すまでに異なる「思考」、異なる「行動」を心掛けたのは間違いありません。

凡人であっても特別な技術や学歴がなくても…持たざる者でも結果を出すことは必ずできます。

いわば「小学生でもわかるビジネス成功論」として参考にしていただければと思います。

私が結果を出せた秘訣の1つとして『“好き”を仕事にしたこと』が挙げられます。

私はサラリーマン時代、とある高級品の営業をしていたことがありました。

一生懸命働けど働けど結果が出ない。

残業して休日出勤していろいろな工夫をしているけれど、どうも結果は、並よりちょい上くらいにしかならない。

そもそも「好きじゃないこと」に対して多くの人はモチベーションが続きません。

「ボーナス」という人参をぶら下げられたとしても、「出世」という餌を見せられたとしても、なかなかうまくはいきません。

そうした直接的な餌は、結局は現時点でなんとか生活していけるからこそ、心から渇望していないのです。

「このままじゃ糖尿病になりますよ」と言われても多くの人は不摂生を続けてしまいます。

すぐに現状の生活に支障を来すわけではないからです。

しかしいざ「余命1年です」と言われれば、藁にもすがる思いで必死に生活改善をします。

人は現状に大きくマイナスの影響が出ない限りはたいがいのことは無視してしまいます。

これを根性論や精神論で解決しようとしても無駄です。

もはや前提条件として捉えた方がよいでしょう。

「人間は基本怠け者であり、消極的である」と。

しかしながらそんな消極的な人間であっても、モチベーションが上がることがあります。

それは「好きなこと」に対してです。

小学生の頃、母親から「もうゲームやめなさい!」「夕食の時間だよ!」と怒られても、なんとか隠れてゲームをした、漫画を読んだ記憶はありませんか?

「勉強やめなさい」と言われればすぐにやめるのに、ゲームや漫画など自分の好きなことは怒られようが怒鳴られようが、それでもモチベーションは消えなかったものです。

「好きなことを仕事にする、とは言っても具体的に何をすればいいのか」と疑問を持たれる人もいるはずです。

多くの人はインターネットを使った…ブログやYouTubeなどを連想するでしょう。

また、そうした事業を連想するとどうしても「大量に人を集めなければならない」「何か一芸に秀でていなかればならない」と考えるかもしれません。

しかし実際はそこまでハードルは高くありません。

私のジャンルである洋服を例に挙げれば、「副業的に月10万程度を稼ぐ学生インスタグラマー」などザラにいます。

彼らは大量にフォロワーを抱えているわけでもないし、かといって特別秀でておしゃれというわけでもありません。

「好きなこと」である自分のファッションをただひたすら毎日きれいに撮影しUPし、そこで自分のファンといえるフォロワーを数百人集めます。

ご存じだと思いますが、SNSで数百人のフォロワーなど比較的簡単に集められます。

日々きちんと更新すればそれなりに実現できるでしょう。

そうして彼らは集めたフォロワーに対して「私物の古着を買いませんか?」「ユニクロの服をリメイクしたので誰か買いませんか?」と働きかけます。

無料の通販サイトサービスである「STORES」だったり、フリマアプリ「メルカリ」だったりを使って、ノーリスクでおこないます。

何が言いたいのかというと「極端に人を集める必要などない」ということ。

ネットで大量に人を集めて大量にセールスをするようなビジネスモデルはすっかり過去のものです。

今は「数」よりも「エンゲージメント」が必要です。

セールス目的ではなく自分の好きな洋服、自分の好きなコーディネートをひたすらUPしているからこそ、それに共感した人が集まってきて、少数であっても関心の強い「ファン」が構築されるわけです。

そして、そこにセールスするわけですから、当然購買率は高くなり、少数であってもそれなりの売上が生まれるのです。

『もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術』集英社


「エンゲージメント」とは、企業やブランドに対する消費者との絆(きずな)のことをいうが、会社に対する従業員の思い入れや愛着といった絆のこともさす。

組織に対する従業員のエンゲージメントの高い会社の例でいうと、「スターバックス」やアメリカの航空会社「サウスウエスト航空」などがある。

サウスウエスト航空は、顧客第一主義ではなく、従業員第一主義で有名だ。

これは、従業員満足度や、モチベーション、ロイヤリティの高さとも似ているが、本質的な違いは、「エンゲージメント」には主体的に取り組む姿勢があること。

「エンゲージメント」があれば、顧客や社員は(無理やりにではなく)自発的に良い方向に動き出してくれる。

「今までと同じことを繰り返して、違う結果を期待するのは狂気の沙汰」という言葉がある。

他人と異なる「結果」を出すためには…

他人と異なる考え方や見方をして、他人と異なる行動をする必要がある。



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