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2019.9.13

爆笑顔は幸運を招く

櫻井秀勲氏の心に響く言葉より…

運をつかむ人で共通している点は、いい笑顔であることです。

この「いい笑顔」がむずかしいもので、昔からJAL、ANAなどの乗務員は、徹底的にこの笑顔を叩き込まれてきました。

彼女たちの笑顔をじっくり見ていくと、相手を楽しませようという種類の笑顔ではありません。

むしろ安心感を与えるような笑顔です。

いわば赤ちゃんに対する母親的な笑顔に近いかもしれません。

男の中には、この笑顔のできない人が大勢います。

笑顔にならないのではなく、できないのです。

これは作家に多く、文豪といわれた谷崎潤一郎、川端康成などがそうでした。

しかし、これらの人たちは、遠い昭和中期の作家であり、別に笑顔になる必要もない時代でした。

これに対し、同じ文豪でも現代に近づくと、たとえば三島由紀夫は笑うと、豪快な声がひびき渡りましたし、松本清張のはにかみ笑いは有名です。

作家というと、むずかしい顔をしているように思われますが、実際はまったく違います。

特にテレビが家庭の茶の間に入ったことにより、堅苦しい顔はタブーになったからです。

これは企業の経営者でも同じで、仏頂面でテレビに出演したら、たちまち株価が下落することもありそうです。

人間学では、爆笑顔を最高としています。

「笑う門には福きたる」という言葉は、不滅の真理といってもいいでしょう。

では爆笑顔はなぜ幸運を招くのでしょうか?

それはなんのわだかまりもなく、すべてをさらけ出しているからです。

幸運は、自分一人だけでつかめるものではありません。

相手がいて初めて、運は成り立つのです。

なかなか本心を見せない人と、すべてをさらけ出してくれる人がいたら、あなたはどちらに心を開きますか?

爆笑できる人は、自分をさらけ出せせる人です。

そして、そんな人には福を授けたくなるものです。

その人のところに仕事が持ち込まれても、不思議ではありません。

はにかみ顔やニコニコ顔も、不幸、不運とは関係ないように思えます。

だからこういう人に多くの男女が集まってくるのです。

なにも、むずかしい顔をして高尚な話をしなくても、運が巡ってくるのです。

『いつだって運がいい人の愛敬の法則』KKロングセラーズ


小林正観さんのこんな言葉がある。

「憂うつ性の人が集まって、しめっぽい話をしている。

座はいよいよ打ち沈む。

ここに世に心配を知らぬ青年が、呵々(かか)と大笑して入ってくる。

一座は急に停電後点燈したように明るくなる。」

呵々大笑とは、爆笑することだ。

涙の出るほど、心の底から大笑いする。

破顔一笑(はがんいっしょう)とも似ている。

大爆笑できる人は、自分をさらけ出せる人。

爆笑顔で幸運を招きたい。



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