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2019.8.18

失敗ノート

メンタリストDaiGo氏の心に響く言葉より…

ある意味、世界で最も運がいい人物と言える投資家のウォーレン・バフェット。

そのバフェットが会長を務める投資特殊会社バークシャー・ハサウェイの副会長で、ずっと右腕として頼られてきた人物が、チャーリー・マンガーです。

自身も投資家として莫大な富を築き上げてきたマンガーには、不安に強くなるために実践している1つの習慣がありました。

それは「チャーリー・マンガーの失敗ノート」と呼ばれるノートを作ることです。

ノートに書き留められているのは、その名のとおり、マンガーが見聞きしてきた数々の失敗です。

投資家、政治家、企業家、スポーツ選手、歴史上の人物、あるいは新聞記事となった一般の人々。

ポイントは、客観的に見ることのできる他人の失敗やしくじったニュースを書き留めることです。

マンガーは、新たな投資を行うときには必ず「失敗ノート」を見返していました。

そして、自分の現在の行動と見比べ、何か思いもよらぬ失敗をしていないかをチェックしていたのです。

成功法則ではなく、失敗ばかりを集めている理由を問われると、マンガーは「成功の要因はいくつもあり、複雑で、何が寄与しているのかわからない。しかし、失敗の要因は明らかだ」と答えています。

失敗ノートは、他人の不運を調べてためておくノートです。

自分のミスは書き残さなくても、痛みとともに記憶に残っています。

あえて他人のミスを省みることで、自分に舞い込むであろう不運を未然に防ぐことができるのです。

たとえば、企業が倒産するときには必ず資金がショートします。

このキャッシュフローが足りなくなるという失敗の背景にありがちなのが、1つのジャンルで成功してビジネスを拡大しようと異なる分野に投資をするという行動です。

自分の専門外のことを調子に乗って始めるパターンで、数えきれないほどの企業が倒産という不運に見舞われてきました。

この失敗パターンははっきりと認識しておくと、同じ轍(てつ)を踏むことがありません。

つまり、不安を遠ざけることができるのです。

たとえば、「ソニーはなぜ、iPhoneを作れなかったのか」という記事があります。

そこに書かれているのは、「ケータイにカメラをつけるとデジカメが売れなくなる」と主張するデジカメ部門を説得することができず、開発が頓挫。

組織内の対立から、革新的な商品を開発できなくなっていくソニーの失敗がつづられています。

またポラロイド社に関する失敗の逸話もメモしてあります。

「写真を撮ったら、すぐに見られる方法がないか?」と考え、試行錯誤の末にポラロイドカメラの開発に成功。

一世を風靡(ふうび)したイノベーティブな創業者が会社から去った後、ポラロイド社は硬直していきます。

そして、デジタルカメラが市場に登場し始めた頃、「撮ったらすぐに見られる」という創業の理念と同じ商品にも関わらず、「自社のポラロイドカメラが売れなくなるから」と参入を断念。

時代に逆行した施策を打ち、市場を失っていきます。

こうした事例を読み返すことで、私は自分が守りに入ろうとしたとき、「それは無意味な自己保身ではないか?」と問い直すのです。

その失敗ノートですが、私は紙のノートではなく、エバーノートに保存するようにしています。

気になった失敗のニュースを次々と放り込み、確認したいときにはキーワード検索をかけ、見返すことができます。

また、一覧性も高く、ストレスがありません。

すると、たしかに「あ、これは同じだ!」と自分が失敗しやすい行動を起こしかけていることに気付く機会が増えました。

気づけば当然、軌道修正します。

その繰り返しが、不運を遠ざけ、幸運に近づくトレーニングとなっていくのです。

『運は操れる (望みどおりの人生を実現する最強の法則)』マキノ出版


トルストイの『アンナ・カレーニナ』の中に次のような有名な言葉がある。

「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。」

つまり、幸福の形はいつも同じだが、不幸の形はそれぞれ違うということ。

また、プロ野球元監督の野村克也氏はそれをこう言っている。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 

失敗したときの原因はたいてい分かる。

だからこそ、失敗のパターンを知ることは必要だ。

それが禍(わざわい)から身を守る方法。

失敗ノートをつけ…

不運を遠ざけ、幸運に近づくトレーニングができる人でありたい。



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