2019.8.8 |
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魅力的な視点を持ち、魅力的な考え方をする |
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心理カウンセラー、金藤晃一氏の心に響く言葉より…
紙パック不要の掃除機や羽根なし扇風機で有名なダイソン(イギリスの家電メーカー)。
社長のジェームズ・ダイソンは、自分の“イライラ”としたことを覚えておくのだそうです。
すぐに目詰まりする掃除機の紙パックをなくせないものか、ばたばたと効率の悪い風しか送ってこない扇風機をどうにかできないか、手をいくら当ててもきっちりと乾かないハンドドライヤーに代わるものはないか…そのイラッとした感じを解消するために画期的な製品が生み出されたというわけです。
常識を脇に置いて、視点を変え、脳に汗をかき続けると、誰も想像しなかったアイデアが生まれます。
魅力的な人とは、実は魅力的な視点を持ち、魅力的な考え方をする人のことではないでしょうか。
われわれが、評論家、コメンテーター、学者などの意見に耳を傾けるのは、われわれの気づかないことを教えてくれるからです。
つまずいて転んで、「なんでこんなところに段差があるんだ!」と不機嫌にならず、「地球が私にハギングしてくれた!」とニッコリ笑った方がいます。
そのユーモアに、不謹慎ながら、思わず笑ってしまいました。
地球を抱っこした当人も魅力的な笑顔でした。
目の前の出来事を天国ととるか地獄ととるかは、考え方次第なのです。
こういう考え方がつねにできるためには、いつも脳内筋肉を鍛えておく必要があります。
ダイソン氏は“イラッと”経験が基礎でしたが、「不思議だなぁ」でも、「気持ち悪いなぁ」でも、「きれいだなぁ」でも、常識を脇に置く機会はどこにでもあるように思います。
『つまずいたら、いつもの逆をやってみよう』大和出版
ジョージ・ブッシュ氏の素敵なスピーチがある。
『第43代アメリカ大統領ジョージ・ブッシュは、 メジャーリーグのボストン・レッドソックスがワールドシリーズを制して、 メンバーがホワイトハウスを訪問した際、絶妙のジョークを披露した。
というのも当時、各メディアはブッシュ大統領の知性や知識、 さらにはボキャブラリーの貧困などをやり玉に挙げていたからだ。
メジャー制覇に貢献した松坂大輔投手を紹介するスピーチの際、彼はこういった。
「 英語で苦労しているという点では、私も大輔と同様だ」』(一流の人の話し方・アスコム)より
「魅力的な人とは、実は魅力的な視点を持ち、魅力的な考え方をする人のこと」
嫌なことがあっても、不機嫌にならず…
温かなユーモアで切り返せる、魅力的な人になりたい。 |
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