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2019.8.3

誰しも人生のステージは変わっていく

堀江貴文氏の心に響く言葉より…

仕事や人間関係、触れる情報によって、誰しも人生のステージは変わっていく。

その間に友人や趣味仲間の、刺激の賞味期限はすり減って、話が合わなくなっていくのは、ごく普通の現象だ。

時間が経てば、遊ぶ場所が変わり、食事をする場所も変わり、価値観も大きく変わっていくものだ。

そんなとき、いつまでも変わらない話をして、「あの頃はこうだったな〜」と昔話をしてくる友だちは、どんな存在だろう。

心が休まる?

なるほど、懐古心を温めるという意味では、いいところもあるかもしれない。

でも本当は、疎ましいのではないか?

過去の関係にしがみついて、前へ行こうとするのを邪魔する…とまでは言わないけど、「昔から変わらない同じ話」を繰り返す相手が、いまとこれからを前進していこうとするする人生に、絶対必要だとは、どうしても思えないのだ。

子どもの頃から、ずっと仲良しの友人がいて、絶対に「捨てない」、一生大切にするんです、と言う人も多いだろう。

それはそれで結構。

好きにしたらいい。

ただ僕は、価値観の変わらない、昔話をする友だちは、持ちたくない。

同窓会とかで昔話が楽しい、という感覚は、まあわかる。

僕はほとんど同窓会の類いは行かないけど、「思い出す」ことに一種の快感があるのは、たしかだと思う。

でも、そんなもの何年かに1回でいいのでは?

毎年恒例とか、定期的にやる必要はないだろう。

僕はビジネスを始めて、見える世界のステージが、ハイスピードで変わっていった。

変わるごとに、出会った友だちや仕事仲間とは話が合わなくなり、「捨てて」きた。

思い切りがいいのではない。

どこか自分に課していた部分もあっただろう。

「次のステージでうまくいかなくなったときに、以前のような交友関係に戻れる」という保険を、かけたくなかった。

仕事で成功していくにつれて、人間関係のリセットを繰り返し、新しい刺激的な友だちをつくっていく。

それが僕のスタイルだ。

人間関係をリセットすることは、痛みをともなうこともある。

「捨てる」痛みは、ゼロにはできない。

しかし、痛みを感じないくらい忙しく、やりたいことに熱中していればいい。

痛みがあるというのは、ヒマな証拠なのだ。

友だちをリセット…。

私にはできないという人もいるかもしれないが、そんなことはない。

むしろ、いま大事にしている友だちや仕事仲間に、何かが縛られていないか?

見つめなおしてみるといいと思う。

もしくは「捨てられない」と、必死にしがみついているのは、あなたの方なのかもしれない。

『捨て本』徳間書店


「男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」 という『三国志演義』の中の言葉がある。

真の男子たるもの(男でも女でも)、死に物狂いで勉学や修練すれば、 三日も会わなければ、 見違えるように成長しているものだ。

さあ、目をこらしてよく見るがよい、と。

我々がこの世に生を受けた目的は、生まれてから死ぬまでに、「どれだけ自分を高めることができたか」、「少しでもましな人間になったか」、ということを問われている。

世の中がこれほどまでに激変しているのに、開き直って(あるいは、あきらめて)、全く変わらないことを良しとしている人がいる。

そんな人は、世の中から、置いていかれてしまうとともに、真の友も離れていく。

片方の価値が高まっているのに、もう片方が何も進歩がないとしたら、話が合うはずがない。

アップグレードすれば、「誰しも人生のステージは変わっていく」。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」の気持ちで日々燃焼したい。



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