2019.7.13 |
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アツ苦しいを通り越せ |
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高橋歩氏の心に響く言葉より…
《定職について安定?》
オレは世間的によくいう安定なんて、いつでも手に入るものだと思ってる。
こういう素晴らしい時代に、日本という豊かな国に生まれて、ラッキーだろ。
仕事は無限にあるわけじゃん。
「不景気だ、仕事がない」とか「年齢によって」ってよく聞くけど、山ほどある就職情報誌をちゃんとみりゃ、いくらでもあるべ。
選り好みさえしなけりゃね。
オレは仕事が変わろうが、金があろうがなかろうが、住む場所がちょくちょく変わったりしても、ちっとも不安定なんて思わない。
一つの会社にずっといて、一ヵ所に住んで、安定した収入がずっとあっても、心が不安定なヤツをいっぱい見てきたから。
だから、そんな見せかけの安定を追い求めるより、世の中から見れば不安定に見えるようでも、心が安定している状態を目指した方が、よっぽど格好いいよ。
オレもそういうい人間になりたいと思ってる。
《日本の政治家に不満?ハイ、そう思う人は政治家になりましょう。》
政治に限らず、会社や学校もみんなおなじ。
会社に不満なら社長になりましょう。
学校に不満なら校長先生になりましょう。
文句をいくら並べてもなにも変わらない。
それはただの愚痴だろう。
文句をたれるくらいなら、自分でルールを変えた方がいい。
それにはルールを変える力を持つこと。
本気なら、それしか方法がないでしょ。
もう文句を言うのも疲れたべ。
《アツ苦しいを通り越せ》
ムキになって仕事をしているヤツはアツ苦しい?
オレは逆に、そこまでマジにならないで出来ちゃう仕事なんて、簡単すぎてツマラナイ。
それどころか、アツ苦しいぐらいの熱じゃ生ヌルいと思っているから。
熱湯くらいにアツくならないと、夢なんて叶うわけがない。
本気なるのは格好悪いと感じる人もいるんだろうけど、人が本気になっている姿ほど美しいものはないとオレは思う。
肩に力が入っちゃって、ちょっとブサイクになっちゃってる人を、冷ややかな目で見たり、クールぶって「オレはまだ本気出してないッスよ」みたいなことを言ってるヤツは、結局何も出来やしないさ。
《コツコツ金貯めてるヤツより》
「まずは準備しながら貯金して」とか言いながら、結局、何もやらずにフェイドアウトしていくヤツって、けっこう多いんだ。
それに対して文句を言う気はまったく無いけど、あまりピンとこないな。
5年も6年もかけて金を貯めてから店やるってヤツより、とりあえず借金ぶっこいてとにかく始めちゃって、1年後にはもう店つぶして、でも「オレら店始めたんだけど、もうつぶれて、今みんなで肉体労働で燃焼して、返済しまくってるッスよ」とか語るヤツの方が、絶対にアツい。
『夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。』サンクチュアリ出版
国税庁の調査では、起業して5年以内に廃業する確率は85%だと言われる。
10年以内だと93%だ。
10年たったらほとんどの会社が倒産してしまうくらい競争は厳しい。
だから、よほどの才能や技術がある人以外は、死に物狂いで気が狂ったように働くしか会社を存続させることはできない。
つまり、起業をするということは、スマートな働き方とか、残業規制とか、労働基準法とかとは無縁の世界に行くこと。
超ブラックな世界だ。
今、世間で言われているような「働き方改革」は、起業家やフリーランスの人には当てはまらない。
今の仕事が苦しいから起業しようか、などと安易に考える人は倒産への道をまっしぐらだ。
起業家精神のことをアントレプレナーシップという。
創造意欲、積極性、独創力、挑戦心、独立心やリーダーシップのことだ。
それには、やる気や熱気、勇気、本気、気力という「気」が必要だ。
これは何も起業する人だけに必要なわけではない。
本気で生きようと思う人全員に必携(ひっけい)の武器。
「アツ苦しいを通り越せ」
今一度、起業家精神を呼び覚まし、アツくなって生きてゆきたい。 |
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