2019.6.26 |
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先が見えない状況を楽しもう |
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ゲイリー・ジョン・ビショップ氏の心に響く言葉より…
先の見えない状況をイヤがるのは、他人に白い目で見られるのが怖いからだ。
私たちは仲間から役立たずとみなされ、見知らぬ荒野へ放り出されることを心底から恐れている。
よくわからない状況へ跳び込んだ人は、まわりの人の目には変に映り、「妙なやつ」と思われる。
限界を押し広げて新しいことに取り組もうとすれば、うまくいかないときもある。
すると「失敗」の烙印を押される。
《成長したいなら、まわりから愚かで間抜けだと思われることをよしとしなくてはならない。》(エピクテトス)
まわりの常識に縛られたままでは、自分の内に秘めた力をフルに発揮することはできない。
逆に言えば、どう見られるかが大事だという考えを捨てるだけで、人生が一夜で一変することもある。
意見に左右されようがされまいが、人生は続いていく。
自分勝手な社会不適合者になって、他人の考えを頭ごなしに否定しろと言ってるんじゃない。
ただ、もし勝ちたいなら、世間の冷たい風にさらされ、なおかつそれに動じることがないようにしなくてはならない。
本当に大きなことを成し遂げたいなら、頭がおかしいとか、バカとか、わがままといった評判を、ある程度は覚悟しないといけない。
よくわからないものを避ける人には、その覚悟ができない。
批評されるのが怖くてたまらない。
ばかや間抜けに見えるのが怖くてたまらない。
だから立ち止まる。
片方の足が、まやかしという名の釘で床に打ち付けられれているのだ。
《先が見えない状況を楽しもう》
これはすごくビックリする言葉だと思う。
誰だって普通は不確実なことを拒否し、避けようとする。
先が見えないのを恐れる。
どうあがいても理解したりコントロールしたりできないことであっても、無理に理解したりコントロールしたりしようとする。
生まれ落ちたときの美しい世界に囚われていて、抜け出すことはできそうにない。
しかし、抜け出す方法がないわけじゃない。
そのためには、考え方をシフトさせてほしい。
不確実な状況を楽しもう。
この場合のアサーティブ(気持ちをまっすぐ表現すること)な言葉は「先がわからないからおもしろい」だ。
不確実な状況に真正面から跳び込もう。
それを愛でよう。
堪能しよう。
覚えておいてほしい。
あなたがずっと夢に見てきた成功はすべて不確実性の中にある。
それを認めれば、前ほど怖くなくなる。
もちろん、何が起こるかわからなくて緊張はするが、何が待っているのかという希望や胸の高鳴りも味わえる。
未知の世界にはたくさんイヤなことがあるだろう。
しかし同時に、いいこともたくさん待っている。
成長や進歩の機会があふれている。
今日スタートして、果敢に飛び込み、そして先の読めなさを楽しんでほしい。
普段ならしないことをしよう。
日々のルーティンを見直そう。
大胆に夢を見て、大胆にリスクを取って、ハラハラする人生を送ろう。
出発点としては、まったくもって自分らしくないことをするのがいい。
不確実な状況を楽しみ、未来をつかむためのパンチを繰り出そう!
『あなたはあなたが使っている言葉でできている Unfu*k Yourself』ディスカヴァー
行徳哲男師はこう語る。
「金や財産、名誉や地位を失っても、ほんの一部を失ったにすぎない。
しかし、勇気を失ったらすべてを失う。
勇気は頭からは生まれない。
勇気を生むのはただ行動のみ。
行動が勇気を起爆させるのである」“感奮語録”(致知出版)より
先が見えなくて、足がすくんでしまうようなとき、そこに必要なのは「勇気」だ。
そして、その勇気を生むのは行動しかない。
頭で考えてばかりいたら、行動はできない。
誰に何を言われてもかまわないという、なりふり構わない狂ったような行動が勇気を呼び起こす。
先が見えない状況を楽しめる人でありたい。 |
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