2019.6.7 |
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まず自分をつくりなさい |
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ヒューマン・リソース研究所所長、鈴木民二氏の心に響く言葉より…
《まず自分をつくりなさい。その後で人に役立つ時がきます。》(武者小路)
一冊の本に感動した私は、武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)邸(東京・吉祥寺)の門を叩きました。
二十歳の秋のことです。
「人生のテーマを探しています」
先生の答えは明快でした。
「まず自分を作りなさい。その後で人に役立つ時がきます。」
(そうだ、この順序を大切にしよう)そう思いました。
三年千日温めた後、人生のテーマを“自分を育てる”と設定します。
以来
四十年余、テーマを育てていたつもりが、実はテーマが私を育て、役立つ領域を次々と創ってくれたのです。
終わりの来ないテーマを持てたことは幸いでした。
テーマの働きの大きさを、今しみじみ感じています。
『心を豊かにする100の言葉 (PHP Special Remix)』
たとえば、新商品を売り出そうとした場合、その商品に他とは違う圧倒的な魅力がなければ、大きく売れることはない。
これは、人においても同じだ。
その人に、抜きんでた魅力がなければ、誰かに推挙されることはないし、世に出ることもない。
これは会社においても全く同じことがいえる。
多くの企業で人手不足が叫ばれているが、いくら求人誌にお金をかけても、募集広告を出したとしても、そもそもその会社に魅力がなければ人は入ってこない。
人も、会社も、商品も、まず自分の魅力を高めること。
「魅は与によって生じる」という無能唱元師の言葉がある。
魅力とは人に与えることによって生まれるが、「求によって滅す」という。
欲しい欲しいと要求する人には魅力はないのだ。
だから、まず大事なことは、人に与える魅力があること。
ない袖は振れないのだ。
「まず自分をつくりなさい。その後で人に役立つ時がきます」
自分を磨き、少しでも魅力ある自分をつくり続けたい。 |
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