2019.5.26 |
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無料で何かができる人 |
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西野亮廣氏の心に響く言葉より…
「ノベルティー」って知ってる?
あんまり聞きなじみのない言葉だよね。
ザックリ説明すると、企業が自社商品の宣伝を目的として、それらの名称を入れて無料配布する記念品のこと。
たとえば、起業家さん達が出しているビジネス書も、それ。
自社のサービスに繋がるようなビジネス書を書き、その本の印税を全て「広告費」に回し、一人でも多くの人に本を読んでもらい、自社の顧客獲得に繋げている。
厳密に言うとビジネス書を無料配布しているわけではないので、「ノベルティー」とは言い切れないんだけど、起業家は皆「無料配布しても構わない」と考えている。
ボクもそうだよ。
事実、ボクの前作「新世界」はネットで全ページ無料公開している。
印税が目的ではなく、「認知を拡げて、顧客を増やすこと」が目的だからだ。
ボクやビジネス書を書く起業家さん達は「作家」ではなく、「ノベルティー作家」と言える。
世の中には本の印税で生きている「作家」と、自社のサービスを書いた本の印税を宣伝費に回して、自社のサービスのお客さんを増やしている「ノベルティ作家」がいる。
こうなってくると「本業=メイン収入」としてしまっている「作家」さんは、かなり分が悪い。
(*作品の内容は個人の好みなので、それは一旦横において、ここでは収入面の話)
別に収入源を持っている「ノベルティ作家」は、印税から、自分自身の作品に「広告費」を出すことができる。
印税が収入源になっている「作家」は、自身の作品に「広告費」を出すことができない。
当然、世の中に広まりやすいのは、「ノベルティ作家」の作品だ。
これは何も作家さんに限った話じゃないよ。
たとえば、テレビギャラをメインの収入源にした「テレビに出なきゃ食っていけないタレント」と、「〇〇の宣伝になるのであればテレビギャラなんて1円も要らないですよ」と言えちゃう「テレビに出なくても食っていけるタレント」は、どっちが強いかな?
「より良い条件でテレビに出られるのはどっちか?」を考えると、おのずと答えは出てくる。
キミの収入源はどこだ?
キミの目的に対して、キミの収入源は今の場所で合っているか?
《「本業=メイン収入」という考えを捨てて、キミの「目的」に合わせて「メイン収入」をどこに置くか考えよう。》
『新・魔法のコンパス (角川文庫)』
堀江貴文氏は「ギブについて」こう語る。(バカは最強の法則)より
『大切なのは、「与える気持ち」だ。
今の時代、優れた情報は無料で手に入る。
ビジネスアイデアはいたるところに落ちているし、ロールモデルになる人も大勢いる。
これほど恵まれた環境が整っている社会で、「あなたは信用できる」という評価を得るためには、生半可な才能や知識は役立たない。
信用を得るためには、相手と「ギブ&テイク」という関係性を築くだけでは足りない。
「ギブ&ギブ」、おまけに「ギブ!」くらいの気構えが必要だ。
相手に惜しみなく与える。
見返りなど期待せず、相手の想像をはるかに超える何かを与えることこそが、信用を得る近道だ。』
つまり、メインの収入源のある人は、たとえば講演するにしても、講演料を取らずに無料で講演ができたり、勉強会の事務局運営をするにしても(銀行の顧客の会など)、会場費や運営費などを(銀行が)負担するので、会員の会費が無料か、少なくてすむ。
結局、ケチ臭くなく、いろいろなことができる。
だから、余裕があるから仕事で遊ぶことができる。
それは言い換えるなら、ギブすることによって、信用を買っている(得ている)ということ。
「無料で何かができる人」
ギブ&ギブを徹底し、余裕のある人生をおくりたい。 |
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