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2019.4.17

メモの魔力

前田裕二氏の心に響く言葉より…

人に指摘されて気づいたのですが、僕は毎日、尋常ではない量のメモをとっています。

おそらく、人が1週間、いや、1ヶ月かけてとるメモの量を、平気で1日のうちにとります。

なぜここまで狂ったようにメモをとるのか。

それにはいくつかの理由がありますが、まず何より大切な理由が、この残酷なまでに時間が限られている人生という旅の中で、「より本質的なことに少しでも多くの時間を割くため」です。

本質とはなにかというと、コピーではなく創造、代替可能物ではなく代替不可能物、ということ。

つまり、クリエイティブで新たな知的生産につながる思考や、自分にした思いつかないような代替不可能性の高い思考。

これら価値のある本質的思考に1秒でも多く時間を割くために、メモをしているのです。

AIの進化や、それに伴うあらゆるタスクの効率化によって、人間の役割が変わっていくこと、つまり、創造力やオリジナリティが求められる仕事が今後飛躍的に増えていくことは誰が見ても自明です。

そんな中で、付加価値の低いことに思考労力を費やしている暇はありません。

だから、これからの未来を生きる人類すべてにとってメモが見直されるべきだし、身につけねばならない基本リテラシーになっていくと思います。

まずは僕が実際に使っている方法論を皆さんにご紹介します。

ノートは原則、「見開き」で使います。

左側のページに書くのは、「ファクト」つまり、どこかで見聞きした、客観的な事実を書きます。

ミーティングであれば、そこで交わされた会話の内容を掻(か)い摘(つま)んで書きますし、仕事以外での場面でも、何か自分の琴線に触れたものがあれば、その現象自体が「ファクト」なので、左側のページにまず書き記しておきます。

細かいテクニックですが、キーワードを書いたら、それに丸をして、関連ワードを周りに書いていくのもお勧めです。

中心となるキーワードから枝を広げるように思いつくことを書いていくのですが、こうすると単に箇条書きにするよりも、発想が自由に広がりやすく、思考の整理もしやすくなります。

次に、右側のページに移ります。

右ページは、半分に分けて使います。

まず、左側から説明します。

左側は、「抽象化」した要素を書きます。

左ページの「ファクト」を見つめて、そこで書かれている具体的な内容を「抽象化」します。

左ページに書いた内容から、抽象化すべき要素を見つけたら、そこから適宜右ページに矢印を引っ張って、対応する抽象命題を書いていきます。

次に、抽象化した気づきを別の何かに適用して実際に行動を変えるため、右ページの右側には、「転用」の要素を書いていくのです。

「〇〇という真理・命題を受けて、こう変えてみよう」という、実際のアクションにつながる粒度まで落として書くことが重要です。

メモをする上で、この、「転用」という段階にまでたどり着くことは、強調してもし足りないほどに重要です。

単にメモを書くに留まらず気づきを抽象化することは必須ですが、抽象化で止まってしまうと、特に単なる「評論家」になってしまいます。

自分が世界を抽出した気づきから、きちんとアクションに「転用」することを通じて、自分の日々が、人生が、変わっていきます。

本当に人生を変えたいと願うのであれば、ノートの一番右側も忘れずに、なるべく意識的に埋めていくようにしましょう。

ここまでお伝えした「ファクト→抽象化→転用」という一連の流れ。

これが知的生産メモにおける最大のポイントです。

『メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)』幻冬舎


前田裕二氏は、「抽象化」について本書の中でこう語る。

『一番重要なのは、抽象化する際の「問い」です。

自分に、「What?」を投げかけるのか、「How?」を投げかけるのか、「Why?」を投げかけるのか。

シンプルですが、抽象化のコツをつかむ上で、これがとても重要です。

例えば、目の前の現象や考え方を抽象化して、また別の名前をつけて呼び直す(空から降る水の粒→雨)。

それは、「What型」と呼べるでしょう。

一方で、目の前の現象にはどんな特徴があるか、ということを深堀りして考える。

これは、「How型」と呼びます。

そして、ヒット映画が当たった理由を抽出して、また別の企画に転用したい。

このとき僕らは自分の心に、「Why?」と問うでしょう。

抽象化として価値が高いのは、後者の二つ、「How型」と「Why型」です。

なぜなら、他の具体への転用可能性が高く、また、転用したときのインパクトが大きいからです。

抽象化は慣れないうちは特に時間がかかる作業ですが、一生懸命考えて抽象化訓練を続けると、かなり短い時間でできるようになります。

パスカルという、「人間は考える葦である」という名言を残したことで有名な哲学者が、友人に送る手紙の最後にこう書いたというエピソードがあります。

「今日は時間がなくて、手紙が長くなってしまいました」。

つまり、時間がなくて十分な抽象化ができなかったから、手紙が回りくどく、本質から遠ざかり、長くなってしまった、というのです。

ものごとは時間をかけて考えれば、すべてはシンプルな言葉、すなわち抽象概念に落とし込めます。

山崎まさよしさんの「セロリ」という曲をご存知の方は、歌詞を思い出してみてください。

《なんだかんだ言っても つまりは 単純に君のこと 好きなのさ》

抽象度のレイヤーを上げるためには、相応の思考をしないといけません。

「その具体をまとめると、結局何が言えるんだっけ?」と考えることには時間がかかるのです。

そしてそれが、人間の思考能力における一番優れたところでもあります。

人間以外の生物には抽象化思考ができません』

抽象化とは、つまり「本質で考えること」だという。

そして、抽象化という言語化能力を高めるには、インプットとアプトプットを大量に繰り返すこと。

人生を変えるような気づきを増やすため、メモを習慣化したい。



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