2019.4.12 |
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いくつになっても無邪気な童心をもち続ける |
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人生相談家、喜楽氏の心に響く言葉より…
童心とは邪気のない子どもの心です。
トトロや座敷童子が見える、素直な心です。
私たちはみな、この無邪気な心をもっていました。
しかし、大人になるにしたがって、ずるさや駆け引きなどを覚えます。
それがいつしか我欲となり、心に邪気が入り、心の目を曇らせているのではないでしょうか。
私は、今までに多くの成功者に会ってきました。
その中でも特に「この人は本物だ」と思える人には、ある共通点があります。
それは、“邪気がない”ということです。
邪気があっても成功している人は、私のまわりにもたくさんいます。
ある意味、その邪気をパワーの源にしているフシさえ感じます。
ただこういう人は、その邪気に自分もやられてしまうため、つねになにがしかの問題や悩みを抱えています。
逆に、私が「この人は本物だ」と思う成功者に会うと、いつも楽しそうです。
まわりの人に分け隔てがなく、だれに会っても態度を変えることがありません。
だれに対しても、そして、なにをするときでも無邪気なのです。
ときに童心に返り、無邪気さを取り戻すのは必要なことです。
そこで私がお勧めしているのは、田舎がある人は、そこでお墓参りをしたり、祖父母や親に会って自分の子どものころの話を聞き、無邪気なころの自分を思い出し、その心と向き合ってみることです。
そのころの楽しい思い出を思い返しながら、そころの自分からメッセージを受けとったり、インスピレーションを感じ取るのです。
もし、あなたが都会育ちで田舎もないのだとしたら、自分が生まれ育った地元の産土(うぶすな)神社に行って、これまで生かされてきたことに感謝を述べてください。
さらに境内で落ち着ける場所があるなら、そこで自分の子どものころを思い返してみましょう。
きっと同じようなインスピレーションが得られるはずです。
神社のお祭りに参加するのもオススメです。
お祭りは神様に感謝するための行事であり、お祭りに参加することは邪気を祓(はら)い、楽しい気持ちになって童心に返る効果もあります。
いくつになっても無邪気な童心をもち続けることは大切なことです。
心のゆとりにもつながりますから、ぜひ、ためしてみてください。
『全感謝する練習』サンマーク出版
行徳哲男氏の「おさなごころ」についての一文がある。(感奮語録)より
『四国・宇和島に蓮華寺という寺がある。その山門には「人間にとって最も大切なもの、それは童心を忘れないこと、童心とは神に最も近く接する姿である」と書いてあった。子ども心に近づくほど神様と一緒になれるというのである。なんと素敵なことだろうか。』
『明治天皇の御製の中に「すなほなる をさな心を いつとなく 忘れはつるが惜しくもあるかな」とある。何が惜しいと言って、子どもっぽさを失うことほど惜しいことはない。』
『アメリカの詩人ワーズワースは「大人になっても虹を見て心が躍る自分が一番うれしい」と。』
『人間的に魅力があると思われる人はどこか子どもっぽさ、あどけなさをもっている。また、それは長寿の秘訣でもある。』
大人になっても、子どもっぽさを忘れない魅力ある人の顔には険(けん)がない。
反対に、素直さのない人すなわち、斜に構えたり、偏屈だったり、ひねくれた人の顔には、険がある。
険のある人は、トゲトゲしかったり、なんとなく攻撃的だったり、愛嬌のない人でもある。
いくつになっても無邪気な童心をもち続ける人でありたい。 |
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