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2019.3.18

天気の悪口をやめる

小林正観さんの心に響く言葉より…

私たちは何気なく、不平・不満・愚痴・悪口・文句を言っていることがあります。

特に気がついていないのが、朝起きたときに何気なく言っている一言です。

「えー、今日も雨が降っている」「洗濯物が乾かない」と感想を言った瞬間に、天気の悪口になります。

なぜ、すぐに天気の悪口を言ってしまうのかというと、自分が生まれたときから、親に刷り込みをされたからです。

親が天気の悪口を言い続けてきた結果として、外の天気を見た瞬間に、必ず天気の問題について論じなくてはいけないと刷り込まれました。

この話を聞いて四十代の主婦の方が、このようにおっしゃいました。

「私は、晴れた日は紫外線対策をしなくっちゃと言い、雨の日は洗濯物が乾かない、どうしよう…と口にしていました。天気の悪口を言わないところから出発するんだということを聞いて、これからは、晴れの日は洗濯物がよく乾く、雨の日は紫外線対策をしなくていい、と口にします」

現象は何も変わっていません。

天気は悪口を言っても反論してこないので、言いやすいかもしれませんが、神に対して文句を言っていることになります。

同じ天気でも、考え方や捉え方を変えてしまうと、全部が喜びになります。

私たち動物にとって、太陽が出ているときが晴れ。

植物にとって、雨が降っているときが晴れ。

動物は、酸素を吸い込み、二酸化炭素を吐き出しています。

植物は、二酸化炭素を吸い込んで、酸素を吐き出している。

動物は太陽が出ると、気持ちが明るくなり元気になるように創られていますが、植物は、雨に当たると活性化するように創られています。

神様は、対照的なものとして、動物と植物を創りました。

自分の口から出てくる言葉を肯定的、喜びの言葉にして、いろんなものに感謝をしていくように切り替えると、損得勘定の「得」を手に入れることになります。

天気の悪口をやめたところから、自分の言葉の中に、否定的な言葉が入ってこないことが始まります。

『笑顔で光って輝いて (じっぴコンパクト文庫)』実業之日本社


小林正観さんはこう語る。

『友人たちとドライブをしていたときのことです。

カーブを曲がったらいきなり夕焼けが広がっていて、とてもきれいな風景だったので、「わあ、きれい」と同乗している人たちが言いました。

しかし「こんな夕焼け普通ですよ。いくらでもどこにでもありますよ」と言った人が一人だけいました。

これについては、問題が2つあります。人がきれいだと言っているのに対して、わざわざ否定的な感想を言わなくてよいということです。

もう一つは、頻繁にあるからといって喜ばない理由にはならない、ということ。

彼はその後、ある女性とお見合いをし、「つまらない人」と言われて断られました。

そのように、人生のいろんなことがうまくいかないのは、地球や宇宙を敵にまわしている可能性があるのです』

天気の悪口は、実に多くの人が言ってしまう。

「お暑うございます」「お寒うございます」「むしますねぇ」というような昔からのあいさつ。

しかしながら、意識して天気への悪口を言わなくなるようにすると、やがて他の否定的な言葉も言わなくなる。

「一人光る みな光る 何も彼も光る」(陶芸家・河井寛次郎)

一つ光れば、みな光る。

一つのことを極めれば、全てに通じる真理を手に入れられるからだ。

また、誰もがほめたたえるような素晴らしい景色やロケーションを、けなしたり、バカにするような人はつまらないヤツ。

つまらないヤツは人から好かれない。

そして知らずに、地球や神様を敵にまわしていることに気づかない。

地球や宇宙を味方にできる人でありたい。



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