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2019.3.5

自分で書いてきたシナリオのとおり

小林正観さんの心に響く言葉より…

最初に断っておきますが、私はガチガチの唯物論者です。

実証できないことは信じません。

そして、唯物論者として、多くの事実を突き詰めていった結果、宇宙に存在する大きな事実が三つあることに気づきました。

1つ目は、「神・仏・守護霊・精霊というものが存在する」ということ。

2つ目は、「生まれ変わり、輪廻転生(りんねてんしょう)というものが存在する」ということ。

そして、3つ目は、「人間は生まれてくる時に、自分が生まれてから死ぬまでのシナリオを全部書いてきた」ということ。

私たちは自分の自由選択の結果として、自分の人生を切り開いていけると思い込んでいますが、実は生まれる前に決めたとおりの人生が目の前に展開しているだけのようなのです。

「未来が確定的に存在している」、その一部に「病気」や「事故」「トラブル」も存在し、終わりに「死」が存在しているようです。

私たちは、自分の意思で方向を選択しているように感じますが、実は必ず、選ぶ道は「生前書いた自らのシナリオ」のとおりであるらしい。

先日、講演会でその話をしたら、ある男性にこう質問されました。

「私の息子は、第一志望の大学に入るために日夜一生懸命勉強しました。その結果、志望大学に入学することができました。もし、生まれる前にシナリオが決まっているのであれば、息子は、勉強しても、勉強しなくても志望大学に入れたのですか」

そうではありません。

「勉強してもしなくても同じ」ではないのです。

「どちらを選んでも同じ結果になる」ということではありません。

ただ、その時に置かれた状況によって、どちらを選ぶのかが自分の判断によるのですが、この“選択”こそがあらかじめ“決まっている”らしいということなのです。

ですから、大学進学を考え「勉強する」「勉強しない」という選択があった時、彼が「勉強しない」という選択をする余地はなかったのです。

すべての選択が、生前に自分で書いてきたシナリオのとおりであるらしい。

「勉強して第一志望に受かる」というのが彼のシナリオでした。

『悟りは3秒あればいい (だいわ文庫)』大和書房


小林正観さんは本書の中でこう語る。

『病気や事故などの波も、すでにもう用意されていたものだった。

そのことによって、悩みや苦しみが変じてストレスになることも、すべて「シナリオ」どおり。

その時その時の選択はすべてが「ベスト」であり、「シナリオ」どおりです。

「間違い」などありません。

「間違い」がないのだから、「正しい」もない。

ただ淡々と積み重ねていくに過ぎません。

ただ選ぶ羽目になったほうを選べば良い、やる羽目になったことをやれば良い、ということです。

もし、どうしても選択に悩んだら、どちらに風が吹いているか、川が流れているか、を考えてみて、その流れているほうを選ぶ。

自分がどうしたいのかという気持ちは100分の1にして、99%の風が吹いているほう、川が流れているほうを選ぶ。

そうしているうちに、宇宙からの意思が見えてきます。』

正観さんは、「悟り」とは「受け入れること」だという。

過去に自分に起こったすべてのことは必要なことだったと受け入れる。

そして、現在のすべても、未来のすべても受け入れる。

目の前に起こるすべてのことが、自分にとって「必要」で「必然」で「最善」だったと悟ったとき、そこに感謝が生まれる。

不平不満はいわなくなる。

人生は、「自分で書いてきたシナリオのとおり」。

頼まれ事も、試され事も…

やる羽目になったことを、感謝の気持ちでただひたすら、淡々とやり続ける人でありたい。



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