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2019.1.17

樹木希林のことば

樹木希林氏の心に響く言葉より…

■《自分が一番トクしたなと思うのはね、不器量と言うか、不細工だったことなんですよ》

私が今日まで生きてきて、自分で一番トクしたなと思うのはね、言葉で言うと、不器量というか、不細工だったことなんですよ。

私は普通だと思っているんだけども、他人(ひと)がそういうふうに見るから、ああ、そうなんだなあと思って見ているうちに、器量よしばっかり集まる芸能界に入っちゃったんですよ(笑)。

今でこそ、役の広がりが出てきましたけど、昔はお手伝いさんまでも、器量よしがやったわけですからね(笑)。

ま、自分が不器量だということに早めに気がつかされちゃってね。

それでね、案外自分としては、男を見誤らないできたという確信があるんですよ。

要するに、見誤らないというのは、自分がこうだと思ったとおりなんです。

それを選ぶか選ばないかは、自分の縁ですからね。

だから、不器量であるために、他人が私に関心を寄せないから、こっちが自由に人を判断できる。

今日まで、いろんな男の人との出会いがあって、中には、うーん、ねえっていうのもありますけれど(笑)、それも含めて納得しているんですね。

不器量のトクな点だなあと。

(「そして、現代に貞女はいなくなった…」1988年3月)

■《人間でも一回、ダメになった人が好きなんです》

私は物を消費することに真実はないと思っていますからね。

だから私は人間でも一回、ダメになった人が好きなんですね。

たとえば事件に巻き込まれてダメになった人というと言葉はおかしいけれども、一回ある意味の底辺を見たというのかな。

そういう人は痛みを知っているんですね。

だから、いろんな話ができると同時にまたそこから変化できるんです。

(「母樹木希林が親友に打ち明けた“七夕挙式”までの全秘話」1995年7月)

■《人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前》

人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前。

私自身は、人生を嘆いたリ、幸せについておおげさに考えることもないんです。

いつも「人生、上出来だわ」と思っていて、物事がうまくいかないときは「自分が未熟だったのよ」でおしまい。

こんなはずでは…というのは、自分が目指していたもの、思い描いていた幸せとは違うから生まれる感情ですよね。

でも、その目標が、自分が本当に望んでいるものなのか。

他の人の価値観だったり、誰かの人生と比べてただうらやんでいるだけなのではないか。

一度、自分を見つめ直してみるといいかもしれませんね。

お金や地位や名声もなくて、傍(はた)からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、その人の人生はキラキラ輝いていますよ。

(『こんなはずじゃなかった』それでこそ人生です。」2016年6月)


■《アンチエイジングというのもどうかと思います》

人間は50代くらいから、踏み迷う時期になるでしょ。

若いままでいるのは難しい。

だからといって、アンチエイジングというのもどうかと思います。

年齢に沿って生きていく、その生き方を、自分で見つけていくしかないでしょう。

100歳まで長生きしたいという風潮も、どうなのかしらねえ。

自分が楽しむためなのだろうか、と考えちゃいますね。

以前、年配者が近くの公園に保育園が建設されると騒がしいから反対している、というテレビ番組を見たことがあって、子どもの声がして楽しいのではなく、うるさいと思うなんてと驚きました。

そういう高齢者はきっとまだまだエネルギーも十分あって、自分たちの側から世の中を見ているのでしょうね。

それはそれですばらしいけれど、大人として成熟していないとも言えます。

子どもの声を楽しいと思わないなんて、いつから日本はこんな国になったのかなあ、淋しいなあ。

(「人生でやり残しはないですね。この先どうやって成熟して終えるか、かしら。」2015年6月)

『一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)』


本の帯に載っている「求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから」についての樹木希林さんの言葉がある。

『歳をとって妙に頑張っているのは、若い人から見るとかわいそうだったり、醜かったりするかもしれませんが、自分の始末は自分でするという日常生活は、出来る限りやったほうががいいと思います。

私ごとですが、仕事の現場には自分で車を運転して行きますし、都内なら山手線やバスを乗り継いで出かけます。

年とって病気してからは、みんなが心配するんですが、一人で行動するほうがずっと楽です。

ダメなときは「すみません」って言えればいいのではないでしょうか。

年をとってパワーがなくなる。

病気になる。

言葉で言うといやらしいけど、これは神の賜物(たまもの)、贈りものだと思います。

終わりが見えてくるという安心感があります。

年を取ったら、みんなもっと楽に生きたらいいんじゃないですか。

求めすぎない。

欲なんてきりなくあるんですから。

足るを知るではないけれど、自分の身の丈にあったレベルで、そのくらいでよしとするのも人生です。』

(「家族というテーマは無限大です。」2008年7月)

2018年9月15日、女優の樹木希林氏は永眠した。

娘の内田也哉子さんは、「私は、いつか言われた母の言葉を必死で記憶から手繰りよせます」と言い、喪主代理としての挨拶にこう語った。

『おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい』

1943年東京生まれ。

20歳のときに女優デビューし、ロックミュージシャンの内田裕也さんと結婚し、しばしば彼が事件を引き起こしたにもかかわらず、樹木希林さんは「救われたのは私のほう」だと言い切った。

別居生活は40年以上も続いた。

そして2004年に乳がんが見つかってから、亡くなるまで、全身に移転したがんをものともせずに生きた。(以上、本書より抜粋)

名優がまた一人逝ってしまった。



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