2018.8.27 |
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人生の達人の生き方 |
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本田健氏の心に響く言葉より…
人生の達人の生き方は、自分のところにやってくるものを拒まず、100%受け入れることです。
そして自分の人生から去っていくものを追わず、期待せず、ただ淡々と生きることです。
人生の目的は、あなたが心から大切だと思うものを大事にすることによってしか実現できません。
また、それは、目の前に来たものを大事にするということでもあります。
それがポジティブなものでもネガティブなものでも、来るものを拒まず受けとめること。
去っていくものは、追いかけようとはせず、ただただきれいに手放すこと。
この2つができると、あなたは幸せに近づけます。
そうはいっても、執着は、なかなか手放せないものです。
それは、お金かもしれませんし、若さかもしれません。
お金をもっていたい、若くありたいという気持ちを手放すことに、痛みを感じる人は多いと思います。
執着の対象は、別れたのに未練を感じている恋人かもしれないし、就職できなかった会社やうまくつかめなかったビジネスチャンスかもしれません。
そういうとき、それにしがみつこうとすると、他のものが見えなくなります。
たとえば、女性、男性で言うと、あなたのことを好きになってくれる人は、世界にはその人以外にたくさんいるはずです。
けれど、いったん執着してしまうと、そこが見えなくなります。
そして、苦しくなるのは自分です。
苦しくなったとき、「また、次があるさ」というのは、心を楽にしてくれるアファーメーションです。
自分がいましがみつこうとしているよりも、もっと素敵なパートナー、チャンスが必ず来ると保証されたら、楽に手放せるはずです。
あなたが成長したら、きっとそれに見合うものがやってきます。
そのためにも、何かにしがみつきそうになったら、大きく深呼吸をして、硬くなった手を開きましょう。
『人生の目的~自分の探し方、見つけ方~』大和書房
小林正観さんは、「執着」についてこう語っている。(この世の悩みがゼロになる)より
『執着やこだわり、捕らわれ、そういう呪縛から解き放たれた人を、日本語では「ほとけ」と呼びました。
それは「ほどけた」「ほどける」というところから語源が始まっています。
自分を縛るたくさんのもの、それを執着と言うのですが、その執着から放たれることが出来た人が仏というわけです。
ところで、「執着」とは何か、と聞かれます。執着というのは、「こうでなきゃイヤだ」「どうしてもこうなってほしい」と思うことです。
それに対して、楽しむ人は、「そうなってほしい」のは同じなのですが、「そうなったらいいなあ。ならなくてもいいけれど。
そうなるといいなあ」「そうなると楽しいな」「そうなると幸せだな」と思う。
「こうでなきゃイヤだ」と思ったときに、それが執着になります』
「放下着(ほうげしゃく)」という禅の言葉がある。
捨ててしまえ、という意味だ。
我々は、年齢を重ねれば重ねるほど、たくさんの思い込みや、こだわりそして、執着という荷物を背負(せお)ってしまう。
しかし、時代の変化に対応するには、身につけたたくさんの荷物を捨てなければ、変化と言う「谷」は飛び越えられない。
執着を手放し、人生の達人を目指したい。 |
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