2018.7.24 |
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誰もが人に影響を与えている |
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福島正伸氏の心に響く言葉より…
人が最も影響を受けるのは、まわりの人、出会った人の生き方だと思います。
自分も、まわりの人に大きな影響を与えているのです。
影響を与えるというと、何か特別のことをしなくてはいけないのではないかとか、だれもやったことがないことに挑戦しなければいけないのではないかと、難しく考えてしまうかもしれません。
けれども、まわりの人に影響を与えるというのは、そんなに大げさなことではありません。
自分が人に影響を与えることなんてできるのだろうか、などと思う必要はまったくないのです。
たとえば、夫婦が子育てをするときに、二人仲よく、幸せに生きるだけで、子どもに、その人生を変えるほどの大きな影響を与えています。
もし、子どもが幸せに生きている両親を見て、「お父さん、お母さんみたいになりたい」と思ったら、きっとその子は、両親の生き方から大きな影響を受けたのだと思います。
一日中、笑顔で生きているだけでも、まわりの人たちに大きな勇気を与えます。
心が安定していて不満や批判を言わないだけで、まわりの人に貢献していることになるのです。
周囲の人に感謝をしながら生きているだけで、人と人とのすてきなつながりをつくっているのです。
特別なことができなくても関係ありません。
自分らしく、自分のペースで、自分が決めたことを、できることからやっていけばいいのです。
『1日1分 元気になる法則』中経出版
カナダ出身の精神科医である、エリック・バーン氏が開発したセラピーを交流分析(TA)という。
その中で、エリック・バーン氏は「人生脚本」という概念があると言っている。
「人生脚本」は、6、7才頃までに受けた親の影響によって作られる。
幼い子どもにとっては、両親は他の誰よりも一番影響を受ける存在だからだ。
親からは、言葉だけでなく、様々なメッセージによって、色々な価値観が伝えられる。
職業もその一つだ。
医者や教師の子どもが親と同じ職業に就くのが多いのは、そのためだ。
親が生き生きと楽しそうにその仕事をしていれば、子どもはそう思う。
しかし、愚痴を言ったり、いつも不機嫌だったりしたら、親にあこがれる子どもはいない。
これは子どもだけでなく、大人もまわりの影響を受ける。
たとえば、「朱に交われば赤くなる」というように、悪い仲間と一緒にいれば、悪くなり、よき仲間と一緒にいれば、よき人間になっていくということ。
「誰もが人に影響を与えている」
よき影響を与える人でありたい。 |
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