2018.7.14 |
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まわりにいい影響をあたえる人 |
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慶応大学名誉教授、ボブ・トビン氏の心に響く言葉より…
なぜ、ポジティブな影響をあたえるよう心がけるべきなのでしょうか?
一つには、人の人生をよりよいものにできるからです。
ふだんの仕事や暮らしのなかで、まわりの世界を変えることができるのです。
もう一つの理由は、想像もしない形であなたの人生が豊かになるからです。
あなたが管理職なら、ポジティブな影響をあたえることで、より優れた管理職に見られるでしょう。
教師なら、よりよい教師に見られます。
レストランで働いているなら、あなたのサービスを受けた人に感謝されます。
子どもがいるなら、よりよい親に見られます。
あなたがどんな立場でも、ポジティブな影響を与えるように努めれば、まわりの人のあなたを見る目がはるかに好意的になります。
そして、あなたの評判が広がっていきます。
ジョン・F・ケネディはこんな言葉を残しています。
「たった一人の力でも変化をもたらすことができる。だから誰もが挑戦すべきなのだ」
ポジティブな影響とは、あなたの発する言葉や行動で、相手に前向きな反応、変化、感情をもたらすことを指します。
あなたの言葉や行動によって、他の誰かの人生がよい方向へ変わるのです。
あなたの言葉に相手がほほ笑んだり、笑ったりするだけでもかまいません。
あなたがとる行動で人をいい気分にさせたり、これまで考えもしなかったことを考えるきっかけを与えるのもポジティブな影響といえます。
昇進の申請をするよう促したり、才能に気づかせたりするのもそうです。
人生を変えるようなものでなくてもかまいません。
人との日常的なやりとりがポジティブな影響を与えることもあります。
それは職場だけに限りません。
どこでも起こり得ます。
あなたの存在自体がポジティブな影響をもたらすこともあります。
あなたの働き方や生き方が、誰かの手本やヒントになるような場合です。
あなたの仕事ぶりや生き方に魅力を感じたとき、人はあなたのような働き方や生き方をしたいという気持ちになるかもしれません。
『ポジティブ・インパクト まわりにいい影響をあたえる人がうまくいく』ディスカヴァー
まわりにいい影響をあたえる人がいると、職場やその場が明るく元気になる。
反対に、まわりに悪い影響をあたえる人がいると、職場やその場は暗く元気がなくなる。
まわりに悪い影響を与える人は、不機嫌で、イライラしていて、やる気がなくて、仏頂面で、言葉が汚くて、人の足を引っ張ったり、悪口ばかりいったり、挨拶がなくて、行動がなくて口先ばかりで、感謝がないような、要するに自分本位で、愛のない冷たい人。
その人が入ってくると、とたんに周りがパッと明るくなるような、おおらかさと陽気さを持っているのが、まわりにいい影響をあたえる人。
そして、あの人のようになりたい、と思わせるような人。
まわりにいい影響をあたえる人でありたい。 |
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