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2018.6.24

人生とは自分自身が主役を演ずるドラマ


本田晃一氏の心に響く言葉より…

リアルタイムでハッピーを味わいつくす達人に、書道家の武田双雲くんがいます。

双雲くんは感謝とリアクションの天才です。

彼の様子を見ていると、周りの人も何だかうれしくなってしまいます。

たとえば一緒にごはんを食べに行ったりすると、双雲くんは、料理を食べた瞬間「う…うまい!」とか言って、箸を落とすんです。

周りに人がいっぱいいるお店で、このオーバーリアクション!

ごはんの時だけじゃありません、雨が降ってくると、「この水の感触…最高!」とか、いきなり言います。

僕はいつも、ちょっとびっくりしてしまうんですけど、そんな時の双雲くんは、とっても幸せそう。

そして、そんな彼を見て、僕も何だか楽しい気持ちになってきます。

こう話すと、皆さんは少し驚いてしまうかもしれません。

でも、僕たちはみんな、子どもの頃は双雲くんみたいに「今、目の前にあるラッキー」をキャッチする達人でした。

滑り台を発見すると、「滑り台滑りたい!」って思った瞬間、駆け出して、僕たちは全力で「今ここにあるハッピー」を味わいつくしていたと思います。

好きなことって、いつも理屈では決まらないものです。

でも、子どもから大人になるにつれて、「好き」という感情を正当化するために、いろいろな理屈をこねるようになっていきます。

テストでいい点数を取るとか、知識を身につけるとか、偏差値の高い大学に入るとか、高い収入を得るとか、そういう「定量化・数値化できる幸せ」の総量を増やすことが正義、という価値観がインストールされていくからです。

すると、かつてあった「今あるハッピーを感じるセンサー」が鈍くなっていきます。

実はこれって、運気を下げるもとなんです。

なぜなら僕たちは、心が目の前に運ばれてきた「運」を気持ちよく受け取る状態に切り替わっていないと、ご機嫌に受け取れないからです。

楽しく受け取れなければ、ハッピーもラッキーも、やってきません。

子どもの頃は「行動すること自体」が目的でした。

はしゃいだ瞬間、うれしいことや楽しいことがどんどんやってきていました。

だから、僕たちって本当は生まれながらに「超強運」なんです。

でも、成長するにつれて「行動すること」ではなくて、「知識を身につけること・頭で考えること」を目的にするようになります。

知識や思考って、目的じゃなくて、行動した時にスムーズにいろいろなことを進めていくための、「手段」だったのに、不思議ですよね。

幼い頃のように「なんか知らないけど、目の前にあるハッピー」を味わう、ニュートラルな自分に戻ると、「運」が舞いこんできます。

『なんか知らないけど、強運が舞いこむすごい習慣』SB Creative 


大人になると、たいていの人は「驚く力」を失ってしまう。

「驚く力」は、感動する力でもあり、共感する力でもあるし、ワクワクする力でもある。

子どもは、無邪気で、天真爛漫(らんまん)、好奇心いっぱいで、目をキラキラさせて毎日を感性豊かに生きている。

「遊びをせむとや生まれけむ

戯(たはぶ)れせむとや生まれけむ

遊ぶ子供の声聞けば

我が身さへこそゆるがるれ」

『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)の中の言葉だ。

子どもたちは、遊びをしようとして生まれて来たのであろうか。

面白がったり、ふざけたりしようとして生まれてきたのか。

無邪気に遊んでいる子どもたちの声を聞くと、自分までワクワクして、心や体が動きそうになってしまう。

大人になっても…

今あるハッピーを感じるセンサーを研ぎ澄ませておきたい。


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