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2018.6.16

礼儀やマナーは相手の重要性を認めているということ


レス・ギブリン氏の心に響く言葉より…

相手が成功者や有名人だからといって、その人の重要感を満たす必要はないと思ってはいけない。

はっきり言って、それは大間違いだ。

礼儀やマナーは、人々が自分の価値を感じ取りたいという普遍的な欲求にもとづいている。

つまり、礼儀やマナーは相手の重要性を認めていることを示す方法なのだ。

ある国の首相が訪米中に一閣僚との面会に訪れ、予定時刻から5分ほど待たされたとき、「彼とは別の機会に会えばいい」と言い残して立ち去り、外交面で大騒ぎになったことがある。

この首相はたった5分も待てないほど急いでいたのだろうか?

そんなことはあるまい。

その国と良好な関係を築くために数ヵ月にわたって外交努力を続けてきたのに、こんな「ささいなこと」で台無しになるということがありえるだろうか?

しかし、事態の収拾に莫大な労力を要したことから、それは十分にありえることだ。

もちろん、人はみな違う。

ライフスタイルや食生活、服装、趣味など、人によってすべて異なる。

しかし、すべての人に共通する願望がある。

すべての人は自分が重要な存在だと感じたがっているだけでなく、自分の重要性を他人に認めてほしいと思っているのだ。

私たちが求めているのは、自分の重要感を他人に満たしてもらうことである。

言い換えると、すべての人は自分の価値を確認するのを他人に手伝ってほしいのだ。

もし誰からもつまらない人物のように扱われたら、自分の価値を確認できなくなってしまう。

これこそが、「ささいなこと」が人間関係で非常に大きな意味を持つ理由である。

あなたは「たった5分待たされただけじゃないか」と反論するかもしれない。

しかし、たった5分、されど5分だ。

要は、その5分の待ち時間が何を意味していたかである。

待たされる側にしてみれば、相手が「この面会は形式的な行事だし、この人にはそんな価値がない」と考えていた証しなのだ。

ちなみに、人々が離婚理由に挙げていることを知れば、滑稽(こっけい)に思えるものがよくある。

「夫は一緒に外出すると、かわいい女性を目で追っている」

「夫は人前で私をからかって楽しんでいる」

「妻は私へのいやがらせとしてトーストをよくこがす」

「妻は私の食事より猫の餌を優先している」

どれもささいなことのように見えるが、「私はあなたを重要な存在だと思っていない」というメッセージを相手に送っていることになる。

その結果、ささいなように見えることが結婚生活の破綻につながるのだ。

「大爆発のきっかけは小さな花火」という格言を肝に銘じよう。

つまり、相手を軽んじるような言動が積もり積もって、とんでもない悲劇を招くおそれがあるということだ。

『人望が集まる人の考え方』ディスカヴァー


「挨拶をされなかった」、「返事をしなかった」、など、自分がないがしろにされたとか、無視されたと感じた時、人はプライドがひどく傷つけられ、そののち怒りが爆発したりする。

挨拶や返事など、普通に考えれば、ささいなことなのに…

かつて、日本の大臣が、東北の知事を訪問した際、「知事が先に部屋に居て、出迎えるのが筋だ」とひどく立腹して大きな問題となり、結局は、上から目線の言い方を世間から叩かれ、辞任せざるをえなくなったことがあった。

これも、大臣である自分の方が上なのに、なぜ、俺を待たせるのだ、大事にしないのだ、という偏狭(へんきょう)な怒りの爆発だ。

この日本の大臣の話はあまりに幼稚すぎて論外だが、誰であっても自己重要感を満たされたいと思っている。

「礼儀やマナーは相手の重要性を認めているということ」

礼儀やマナーを大切にすれば、多くの人間関係は解決する。


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