2018.6.14 |
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よい面を見て自信を持つか、悪い面を見て自信をなくすか |
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松下幸之助氏の心に響く言葉より…
自信というのは、生きる上で非常に大切なものですな。
第一そうしたものがなければ、生きていてもこんなに頼りないことはない。
もっとも、自信を持ちすぎるのも困りものですがね…。
ぼくも、自信をなくすという経験は何度となくしてますわ。
悲観して、どうにも困りはて、夜も眠れんというようなこともありましたよ、実際は。
しかしね、その翌朝になると、もうすっかり考え方というか発想が変わってましたな。
昨夜悲観した材料をもとに、これはこう考えよう、あれはああしようというように、建設的な考え方が心に浮かんでくる。
禍(わざわい)転じて福となすというか、いわばそういう発想ですね。
それが自然にできたのですよ。
だから、自信をなくしたとはいうものの、そのつぎの瞬間には、どうすればそれを解決できるか、そのことをもう懸命に考えていたということですな。
幸いそういうことができたので、今日までやってこれたのではないでしょうか。
それができたのは、ぼくが持って生まれた性格というのもあるでしょうが、やはり体験の中から自然に身についたものでしょうね。
百の事を行って、一つだけ成ったとしたら、たいていの人は事の成らない九十九に自信をなくし、もう再びその事を試みなくなるでしょうな。
そうなれば、まさに失敗ですわ。
しかし、よく考えれば百が百とも失敗したわけではない。
たとえ一つでも事が成っているということは、他の九十九にも成る可能性があるということですね。
そう考えれば勇気が出てきましょう。
そして、事の成った一つをなおざりにしないで、それを貴重な足がかりに、自信を持って九十九にいどむことができる。
そうなれば、もはや成功したのと同然ですよ。
よい面を見て自信を持つか、悪い面を見て自信をなくすか、それによって人生は大きく変わってくるのではないでしょうか。
『すべてがうまくいく』PHP研究所
トーマス・エジソンの有名な言葉がある。
「私は失敗したことがない。 ただ、1万通りの、 うまく行かない方法を 見つけただけだ」
「失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。勉強したのだと言いたまえ」
100の中の99の失敗を見て嘆くのか、1つの成功を見て勇気を奮い起こすのか。
人生は、見方一つ、考え方一つ、言葉の使い方一つ、で変わってしまう。
言葉の使い方とは…
「失敗ではなく、勉強させてもらった」のだと思えば、お金を払ってもおかしくはない。
そして、「失敗ではなく、うまく行かない方法を見つけただけ」。
よい面を見て自信を持つか、悪い面を見て自信をなくすか、はとても大事なこと。 |
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