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2018.5.31

期待と失望はセットでやってくる


本田健氏の心に響く言葉より… 

自分や相手に「失望」するときがあります。

事前に「こうできるかも」という期待が頭の中にあり、それが実際に実現しなかったとき、人は落胆し、失望するのです。

人間関係では「期待」という感情が必ず出てきます。

「部下は残業してくれるはずだ」

と思っているのに、してくれない。

あるいは、

「これだけの結果を出してくれるはずだ」

と思っているのに、出してくれない。

「優しい言葉をかけてくれるはずだ」

と思っていたら、かえって叱られた…。

期待した分だけ、人間は失望するようにできています。

期待と失望は、必ずセットでやってっくるのです。

たとえば、契約が十件取れると思っていたのに、七件しか取れなかった。

あるいは、あの人とつきあいたいと思ったけれども、相手が別人のことを好きでふられてしまった。

そんなことで、人は落胆します。

「うまくいったかもしれないのに」と思う気持ちが、実は自分をガッカリさせているのです。

このガッカリから解放されるためには、どうしたらいいでしょうか。

一つの方法は、「考え方の回路」を変えることです。

たとえば、どうしても食べたいものが手に入らなかったとき、「ひょっとしたら食べなくてよかったんじゃないか。食べていたらお腹をこわしていたかもしれない」と思えば、ガッカリしなくてすみます。

全体的に見て人生がうまくいっているにもかかわらず、何かでほんの少し「待った」がかかったからといって、そこで失望を感じるのは、あまりにもバカバカしすぎます。

失望する代わりに、「いったい、これはどういうことかな」と好奇心を持って考えるセンスがあれば、いたずらに落胆しないですみます。

今の人間関係に変な期待を持ちそうになったら、その都度、手放してみましょう。

そうやって、上手に期待を手放す練習をしておくと、ガッカリすることも減ります。

『なぜ、あの人はいつも好かれるのか (単行本)』三笠書房


究極の「期待値を下げる」方法がある。

それは、「生きているだけでありがたい」と思うこと。

たとえば、自分の子どもが、毎回遅刻して、成績が悪く進級が危なくて、追試のテストまでさぼったなどと言う場合、たいていの親は、怒り心頭で怒りまくってしまうかもしれない。

しかし、もし仮に、その子どもが交通事故にあって瀕死の重傷を負ったとしたら、「他のことはもうどうでもいい、生きていてくれるだけでありがたい」と思うだろう。

これは、子どもに対してだけでなく、自分においても同じことが言える。

どんなに大きな失敗をしでかしてしまったとしても、たとえ、会社が倒産してしまったり、自己破産してしまったとしても、「生きているだけでありがたい」。

それは、同様に、「この時代に、日本に生まれただけでありがたい」し、「三度三度の食事ができるだけでありがたい」し、「眠る家があるだけでありがたい」。

これは今、戦争状態にある国と比べてみるとよくわかる。

「期待と失望はセットでやってくる」

ときに、期待値を下げることも大事だ。


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