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2018.4.25

ありがとうの奇跡


小林正観さんの心に響く言葉より…

ある74歳のかたのお話です。

そのかたは目に傷があるということで、医者から手術が必要だと言われていました。

「手術をしなければ、おそらくこのまま目が見えなくなるだろう。しかし、手術をしても、必ず見えるようになるとは限らず、見えるようになるかもしれないし、手術が失敗しても見えなくなるかもしれない」

ということでした。

そのときに、そのかたが選択したのは第3の道でした。

「ありがとう」をたくさん言うと奇跡が起きる、ということ。

それに賭けようと思われました。

どうせ仕事をしていないのだから、そのかたは、朝9時から夕方5時まで“仕事として”「ありがとう」を言ったのだそうです。

半年の間に、その数はなんと130万回に及びました。

130万回言い終わって、再び医者に目を見てもらったところ、傷が進行しておらず、視力も衰えてきていないことが判明しました。

別の60歳くらいの女性から聞いた話です。

その女性はある時期、自分の体がたいへん弱って、壁や机につかまらなければ立ちあがれない、歩けないということがありました。

あまりに弱っているということで医者に診てもらったところ、末期のガンだったそうです。

医者には「入院加療の必要はありません。自宅療養をしてください」と言われました。

つまり、もう病院では手の施しようがないので、自宅で残りの日々を過ごしてくれ、ということのようでした。

その宣告を受けたとき、暗澹(あんたん)たる気持ちになったのですが、1つだけ光明がありました。

その宣告の1週間前に、娘さんが次のような話をしたのです。

小林さんという人の話で、「ありがとう」の話があった。

心を込めなくてもいいから「ありがとう」を2万5000回言うと、なぜか涙が出てくる。

その涙が2〜3時間出た後で、再び「ありがとう」を言おうとすると、心の底から感謝の念が湧いてくる。

その気持ちを込めて、あと2万5000回ほど言うと、突然に、自分にとってうれしく、楽しく、幸せな奇跡が起き始める。

女性は「へー、そんなことがあるの」と軽く聞き流したというのです。

しかし、その1週間後に末期ガンの宣告を受け、こう決意しました。

「もう、ほかに手の打ちようがないのであれば、奇跡に頼ってみよう。1日1000回言うのを100日間続ければ、いくらなんでも、5万回に満たないことはないだろう」と。

30日ほどたって、自分の足で歩けるようになりました。

2ヵ月後、隣近所の人から「顔色がよくなりましたね。お元気そうですね」と言われるようになりました。

3ヵ月ほどたつと、体重が増えてきました。

これはおかしい、と女性はさらに10日間「ありがとう」を言い、合計10万回となったところで、もう一度、病院の検査に行くのです。

検査の結果は、ガン細胞が全身からすべて消えている、というものでした。

すべての人にこの方程式が当てはまるとは保証できませんが、「ありがとう」の言葉にはものすごい力があるらしい、と証明された出来事でした。

『小林正観CDブック 神様を味方にする法則 (CD付き)』マキノ出版


こういう「ありがとう」の話をすると、「うさんくさい話」と切り捨ててしまう人がいる。

そういう人たちには、どんな療法をすすめても信じない。

切羽つまった人は別だ。

「それより他はなし」、と固く信じて行う。

心の底から信じたとき、カチッとスイッチが入り、奇跡が起こる。

ありがとうの奇跡を信じたい。


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