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2018.4.2

だんだん楽しくなってきた


辻仁成氏の心に響く言葉より…

■《成功は、楽しんでいる人に生まれる》

息子くんが起きてきて、

「パパ、成功する人って、成功したいと思わない人なんじゃないかな?」

といきなり言いました。

「成功って、野心丸出しで目指すもんじゃなくて、誰よりもそのことを楽しんでいる人のところに生まれる力なんじゃないかな」

どうやら、ユーチューバーのことみたいですが、ご名答!

■《まず自分が幸せになる》

ハッピーの法則。

人をハッピーにしようなんて考えたら絶対ダメ。

まず自分が誰よりもハッピーにならなきゃ。

まず君が幸せになりなさい。

■《心が整いました》

落ち着かないときは「落ち着きました」と過去形にします。

祈るときは「ありがとうございました」と過去形にします。

まだ安心できないときも「安心しました」と手を合わせて過去形にします。

日々を整える術です。

「ありがとう。心が整いました」

■《だんだん楽しくなってきた》

知り合いに「だんだん楽しくなってきた」が口ぐせの人がいます。

素晴らしい感覚スイッチだな、といつも感服しています。

その魔法の言葉は、まわりを上向きにさせるからです。

僕もこの魔法を、最近借りています。

さて、だんだん楽しくなってきたぞ。

■《ひとりインタビュー》

自分で自分を発奮させ、やる気にさせるしかありません。

昔はよくひとりインタビューをやりました。

「おめでとうございます、大成功ですね!」

と自分にマイクを向けて。

「苦しい道のりを激白してください!」

すると、不思議や元気になるよ!

マジ、やってごらん。

■フランス人はどうして変わり者ばかりなの?とバンサンに聞いたら

「ムッシュ〜辻、それは違う、

フランス人は個性豊か、みんな自分の人生をいちばん大切にしているだけ。

カフェに大スターがいても、

みんな『私だってスターじゃん』って顔して無視。

カフェがスターだらけになる国民性だよ」

バンサン、かく語りき。

『立ち直る力』光文社


辻仁成(つじひとなり)氏は、作家、ミュージシャン、映画監督、演出家としても、多方面で活躍している。

現在は、パリで息子さんと二人暮らし。

本書は、息子さんに向けて書かれた言葉が本になったもの。

■自分が幸せでないのに、人を幸せにすることはできない。

まず、自分が幸せになること、楽しむこと、面白がること。

■神さまにお願いする時は、過去完了形にするといいという。

「〇〇になりました!」と言ってから「ありがとうございました!」と感謝する。

■人生はドラマのようなもの。

ドラマでは、主人公が絶体絶命の危機になるが、そこから奇跡的にうまくいく。

危機におちいったときは、いよいよドラマは佳境(かきょう)に入ったということ。

そこから、だんだん楽しくなってくる。

■自分自身へのインタビューはどんなことも聞ける。

だから、将来の成功した自分に向かって、インタビューする。

「ご苦労をされてきましたね、今どんなお気持ちですか?」

■名刺交換程度で、有名なスターや偉い人を紹介されたとしても、たいていは、むこうは何も思ってはいないし、覚えてもいない。

有名人と知り合いになろうとするより、自分を高め、自分に自己投資し、向こうから知り合いになりたいと思われるような人になることの方が先。

どんなことにも、どんな状況でも…

「だんだん楽しくなってきた」と思える人でありたい。


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