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2018.2.27

心は喜ぶことを好む


浜松医科大学名誉教授、高田明和氏の心に響く言葉より…

「喜び」はすべてをよい方向へ動かします。

これを強く主張したのが、江戸時代の神道家で、1850年に70歳で亡くなった黒住宗忠です。

彼は修行がようやく実を結ぼうとしたところ、7日間の間に両親を失い、しかも結核になってしまいました。

医師も見放し、絶望の淵をさまよっていましたが、ふとしたことから心の本質を悟りました。

同時に、この本当の心は喜ぶことを好むと悟ったのです。

それからは、周囲の人が気がおかしくなったのではないかと思うくらい、絶え間なく笑ったといいます。

するとさしもの結核も次第に治ってゆき、ついに病が完治したのです。

この体で当時70歳まで生きたことは、彼のやり方が正しかったことを示しています。

彼は手紙の中で、

「人は陽気ゆるむと陰気つよくなるなり。

陰気勝つときは穢(けが)れなり。

穢れは気がかれることで、太陽の気を消すなり。

そこから種々いろいろなことが出来(しゅったい)するなり。

何事もありがたい、ありがたいにて日をおくりなされ候はば、残らずありがたいになり申すべきなり」

と述べています。

さらに彼は修業者に対しても、

「何ほど道を守っても、心陰気になれば、出世はなりがたく候、なにとぞ春の気になってご修行あそばされるように」

と忠告しています。

この世で成功した人を見ると、なんとなくそばにいたい、いっしょに話したいという雰囲気をもつ人ばかりです。

人は本来、仏の心の持ち主ですから、相手の明るい心と付き合うのを好むのです。

それにひきつけられるのです。

ですから明るい心の持ち主は仲間や支持者を得ることができ、それが成功につながるのです。

人はひとりでは何もできません。

しかし人間が集まり、争いを起こさないというのも難しいことです。

この困難を可能にするのが、明るい心です。

明るい心は相手の心を覆う雲を消散させ、心の光を発揮させます。

このように知らず知らずのうちに心の光が輝くようにさせた人は、相手になんともいえない幸福感を与えます。

これがその人にひきつけられる理由なのです。

心は明るさを求めています。

これを自覚し、人に自覚させるには、つねに明るく、笑いにあふれる人物になることが必要なのです。

笑いましょう。

少しのことにも喜びを見出し、笑いの材料にしましょう。

欧米でもユーモアをもつ心は最大の美徳とされているのは、こうした理由があるからなのです。

『脳と心に効く言葉 (二見レインボー文庫)』


何人かで談笑しているとき、後から遅れて入ってくる人がいる。

その人が入ってくると、途端にその場がパーッと明るくなったり、笑いがたえなくなるような人と、逆にみな押し黙ってしまったり、話が弾(はず)まなくなってしまうような人もいる。

人の持っている明るさはすぐに伝染する。

明るさは、 上機嫌な人に宿り、不機嫌な人には寄り付かない。

そして、上機嫌な人は、いつも陽気で、笑いがたえない。

「心は喜ぶことを好む」

いつも機嫌よく、笑いのたえない人生をおくりたい。


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