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2018.1.28

予祝のすすめ


ひすいこたろう氏の心に響く言葉より…

《喜べば 喜びごとが 喜んで 喜び連れて 喜びに来る》

この世界の最大の罪は「不機嫌」でいることです。

不機嫌はうつるからです。

ではどうすれば「上機嫌」(いい気分)でいられるか。

それは「前祝い」をしちゃうこと。

いいことなんか何ひとつなくても、先にお祝いしてしまえばいい。

じつは、この「前祝い」は、日本人が古来からやってきた願いの叶え方でもあるのです。

たとえば、お花見や盆踊りは、古来日本人の願いを叶えるための知恵でした。

春に満開に咲く桜を秋のお米の実りに見立てて、先に喜び、お祝いすることで秋の豊作を引き寄せようというのが、お花見の由来です。

盆踊りも、豊作を喜ぶ「前祝いダンス」。

前祝いすることを「予祝(よしゅく)」と言いますが、予祝こそ上機嫌をつくり、願いを叶える最高の方法なのです。

あの俳優の武田鉄矢さんが鳴かず飛ばずだったときに、この「予祝」をしたことでブレイクしたというお話があります。

ある日、鉄矢さんのお母さんが、寝ていたお父さんを起こして「今から祝杯をあげよう」と突然言い出した!

鉄矢さんは「めでたかことは、なーんにもなかばい」と伝えると、お母さんは「とにかく先に祝おう」と。

鉄矢さんはポカーン(笑)。

すると、お母さんは言いました。

「おまえには貧乏神が取り憑(つ)いている。

でも乾杯すれば、その貧乏神は『ここまで苦しめているのに、まだおめでとうとか言ってるよ』と拍子抜けして離れていく。

だから親子三人で一芝居打とう」と。

こうして親子三人で予祝をしたら、鉄矢さんのもとに、『幸福の黄色いハンカチ』の映画出演のオファーがきたのです。

鉄矢さんはこれが「予祝」だったのだと、あとで知ります。

喜べば、喜びがやって来るんです。

『3秒でハッピーになる 超名言100』ディカヴァー


予祝とは、先に祝ってしまうこと。

願いや想いが、あたかも本当に叶ったかのように祝う。

これは、言霊(ことだま)の原理と同じ。

言霊とは、言葉に宿る霊的なパワーのこと。

嫌なことを言えば、嫌なことが起き、楽しいことを言えば、楽しいことが起きる。

結婚式のスピーチなどで使ってはいけない言葉とされる「忌み言葉」も同じ。

縁起の悪い言葉であり、運を落とす言葉。

予祝は運を高める。


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