2018.1.18 |
|
人生はいつでもこれからだ |
|
|
藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
■あなたの人格を磨き、人間性を豊かにする方法…それは尊敬する人を作ることである。
■節目で気づくべきは、「いつでもこれからだ」という決意の時である。
間違っても怒りや、憎しみや悲しみのタネをまいてはいけない。
どなたの言葉か記してはいませんが、この二つの言葉は、人が常に前進するために欠かせない言葉ではないかと思います。
尊敬する人がいなくなった時に、人の成長は止まりますし、また、誰の人生にもいろいろな節目があるものですが、その時に怒りや憎しみや悲しみとらわれていたら、前に進んでいくことはできません。
節目はそういうマイナスの感情に溺(おぼ)れている時ではなく、さあ出発だと決意する時だというのです。
その通りだと思います。
百歳の日野原先生のお姿と言葉に、衝撃に近い感動を覚えました。
それは、NHKで放映された、先生のドキュメント番組のことです。
先生はその日インフルエンザにかかり、39度を超す身でありながら、どこかの学校の講演会に熱を押して登壇し、役目を果たし、顔を真っ赤にしながら帰宅されたのです。
百歳の先生が39度の高熱を出している、悪いが講演会は延期してほしいといっても、誰も非難する人はいないでしょう。
しかし、先生は「約束だから」と高熱を押して、出かけられた。
この事実に、私は改めて、先生の使命感の強さを思い、形容のできないほどの感動と畏敬の念を覚えられたのです。
使命感は単なる言葉ではなく、先生の人生のバックボーンそのものになっているのです。
その日野原先生が対談の中で、こういわれています。
「統計によると、私の人生はあと一年足らずしかないそうなんです。
だから自分には死の足音が確かに聞こえてくるように思う。
にもかかわらず、私は常に“上を向いて歩こう”という気持ちを持っている。
とにかく、私の命は神様から与えられたものです。
その与えられたものに対して自分自身がどこまでも充実して、感謝して生きたいと願い、全力疾走(しっそう)を続けています」
人生はいつもこれからが本番、ともいわれています。
先生は現代の覚者(かくしゃ)です。
こういう人の姿を見、気を共有し、言葉にふれていくだけでもご利益(りやく)があるというものです。
『生きる力になる言葉』致知出版社
「人生は今日が始まり
昨日まではリハーサル
今日から本番」
田中真澄氏の言葉だ。
毎朝、我々は目が覚めることが当然だと思っている。
しかし、夜熟睡しているうちに、誰かに息を止められたら、文句も言えないし、翌朝の目覚めもない。
人は、「毎夜寝るごとに一度死んで、朝また生き返る」とも言われる。
もし、明日の朝に目覚めないと思ったら、ほとんどの人は、この世はやり残したことだらけだったことに気づくはずだ。
「人生はいつでもこれからだ」
人生は今日が始まり…
「今日からが本番」の気持ちで生きてゆきたい。 |
|